• 病気事典

フケが出る

定期的にお手入れをしているにもかかわらず、大きなフケが出る場合や量が多い場合は、皮膚病を引き起こしている疑いがある。くさいにおいがするときにも注意が必要だ。炎症が起きていないかどうか被毛をかき分けて確認すること。また、フィラリア症などにかかり心臓に障害がある場合やホルモンの異常なども、フケの原因になる場合がある。

ここをチェック!1つでもあてはまったら要注意!

① ひどく痒がっている
② 皮膚が赤い
③ 脱毛している
④ 肌が異常に乾燥している

■いつから出るようになったのか、今までと違う点をチェック

単に大量のフケが出るだけなのか、フケと同時に被毛も一緒に抜け落ちているかどうかをまずはチェックする。被毛も脱落していたら、「毛が抜ける」も参考に。
健康な犬の皮膚では、正しく新陳代謝が進むと、下から新しい皮膚の細胞が誕生して、外側の「表皮」と呼ばれる部分が古くなり、自然に剥がれ落ちる。したがって、人間と同じように、正常な場合でもある程度のフケは出るのが普通。しかし、ある時期から急に大量に出たり、耳の先など、特定の部分から大量に出るのは異常な状態と考えて、治療を行う。
フケが出るなど皮膚の異常の場合、重要なのは、いつからフケが出るようになったのか、その前後にいつもと違う何が起きたのかを、飼い主が振り返ること。いつもとちがったフードや人間用の食事を与えた。野生動物が出没するような森や草藪の中を散歩した。飼い主が出張でホテルに預けた。部屋の中でファンヒーターを使い始めた。などの情報から、皮膚の異常の原因を突き止めることができる場合がある。

★飼い主さんが自宅でできる予防

フードはなるべくアレルギーフリーで、いつも食べているものを与える
暖房器具に近づけすぎない
部屋を異常に乾燥させすぎない
野生動物が通る獣道などには近寄らない
足りない栄養素をサプリメントなどで補う
犬に大きなストレスを与えない
シャンプーを変える時は注意する
シャンプー後はしっかりと乾かしてあげること
飼い主の皮膚病(疥癬、水虫など)は早めに治療

獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

皮膚の異常だけでなく、内臓が原因の場合もあります

犬の甲状腺機能低下症などホルモン疾患、そして内臓疾患などで皮膚の異常が出る場合もあります。甲状腺は首に左右一対で存在する臓器で、ホルモンを分泌します。何らかの原因でこの臓器の機能が低下すると、たくさんの脱毛が見られます。高齢の犬は、毛が薄くなってくるので、脱毛よりもフケがたくさん出ているように見えて、「フケが大量にでる」と訴える飼い主さんがいらっしゃいます。このように内臓の異常でフケなど皮膚の異常が発生するケースもあります。皮膚の場合は特に、原因をさぐって完全に治療するには、飼い主さんの協力がとても重要になります。根気よく、獣医さんとしっかりコミュニケーションをとって、納得できる治療を進めて欲しいですね。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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