• 病気事典

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一般的な排便の回数は、食事の回数+−1回程度と言われている。食事や飲む水の量が少ないと便の量が必然的に減るので、この場合は食事を増量したり水を与えることで改善されることがある。そのほか、生殖器や泌尿器の病気によって便秘になる場合も。便秘の時は、運動により改善されることがあるので、1日様子をみて翌日も便秘であれば病気の可能性が考えられるので、病院に相談しよう。また、便秘と下痢を繰り返す、発熱などのほかの症状がある、排便姿勢を繰り返す、などがある場合は病院に相談しよう。

ここをチェック!1つでもあてはまったら要注意!

① 食事の内容はいつもと同じ
② 飲む水の量はいつもと同じ
③ 運動の量はいつもと同じ
④ 排便時の姿勢がいつもと違う
⑤ 環境は特に変わっていない
⑥ 薬などは与えていない

■3日以上、便が出ない時は便秘と診断することが多い

犬の便秘は、主に1)食餌、2)ストレス、3)運動不足、4)病気、の4つが主な原因となることが多く、成犬の場合、3日以上にわたって排便されない場合は便秘と判断して何らかの処置を行う必要がある。1)食餌が原因となる便秘の多くは人間用などの肉を多く食べて、排泄しにくくなって、便秘となるケースが多くみられる。いつものフードと違うフードに変えた場合でも、便秘となる場合もあるので、フードや食餌内容に関しては日常的に注意が必要。2)はなるべくストレスを与えないようにすることと、トイレの位置や衛生管理が悪化した時も犬のストレスとなり、便秘の原因となるので、なるべく清潔なトイレを用意する。3)運動不足が原因となる便秘は、散歩の時間がとれない場合に起きることが多い。災害や天候の悪化で散歩が難しい場合は、腸の動きを活発化させるためのマッサージも有効。4)病気では前立腺腫瘍、前立腺炎、前立腺肥大、腸閉塞、心不全、腎不全のほか、異色や椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどで便秘になる場合もある。

★飼い主さんが自宅でできる予防

運動不足などで、腸の動きが活性化されずに便秘となる場合、飼い主さんがやさしくお腹のマッサージをすることで排便を促すことが可能。犬のお腹を天井に向けてあおむけの姿勢にした後、お腹の上から優しく「の」の字を描くようにマッサージをする。特に老齢で便秘がちな犬にとって、マッサージは老化防止にも役立つのでおすすめ。また、肥満が原因で便秘がちになる犬も意外と多いので、適正な体重管理も便秘予防につながる。

獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

軽度の便秘では水分を補給することで改善するケースもあります

普段からコロコロした固いうんちをする子の場合、水分不足で便秘となる場合があるので、なるべく水を飲むように、いろいろな場所に清潔なお水を用意しておくよう、アドバイスしています。また、水皿の高さ調節が老犬では重要になります。便秘になるとお腹が膨れて食欲が低下することもあるので、飼い主さんが便秘に気が付いたら早めにかかりつけの獣医さんに相談した方が良いと思います。特にひどい便秘になると、腸の中にたまった便のすき間から水分や粘液などが排出される「奇異性(きいせい)下痢」と呼ばれる症状が出ることもあります。トイレに粘液状のものが出ていたら、すぐに獣医さんに相談してみてください。また、異物の誤飲誤食が原因となる便秘では、早めの処置が必要なので、こちらもすぐに獣医さんに相談するようにしてください。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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