犬の病気事典

下痢をする

下痢は、食事の内容やストレス、中毒、寄生虫、感染症など、さまざまなことが原因になる。ここ最近の健康状態や食事内容などの生活環境を思い出し、原因はどこにあるのか考えること。嘔吐や発熱などの症状も出ている場合には、病気の可能性があるので病院に相談するのが望ましい。ほかの症状はないが、3日以上下痢している、水のような下痢をする、などの場合は注意が必要だ。

ここをチェック!下痢をしている時に、1つでもあてはまったら要注意!

① いつもと同じ分量を食べている
② 食事の内容はいつもと同じ
③ 古いものは与えていない
④ 環境は特に変わっていない
⑤ 薬などは与えていない
⑥ 脂肪分が多いものは与えていない
⑦ 下痢便の中に血のようなものがまじっている
⑧ 下痢が3日以上つづく
➈ ぐったりしていたり、フラフラしたりする
⑩ 下痢とともに嘔吐している
⑪ 熱があったり、身体がブルブル震える
⑫ 食欲がない、食欲廃絶

★下痢の症状が出た時は、その他の症状にも注意

下痢の症状が出る病気はたくさんあるが、下痢とともに➈ぐったりしていたり、フラフラする、⑩下痢とともに嘔吐している、⑪熱があったり、身体がブルブル震える、⑫食欲がない、食欲廃絶という症状が出ている場合は、急に悪化するケースもあるので、すぐにホームドクターに相談すること。また、相談する時に下痢の状態を把握しておくと、治療に役立つことが多い。
また、水っぽい便なのか、便とともに血のようなものが混じっていないかを確認する。消化器系は人間と同じようにストレスにより影響を受けやすく、引っ越しや飼い主との離別など大きな環境の変化があった場合に下痢が続くこともある。症状が悪化しやすい子犬や老犬は、あまり様子をみずに、獣医師に相談しよう。

★飼い主さんが自宅でできる予防

普段から腸内環境を整える
飼育環境を適切な温度に保つ(夏はクーラーで冷やしすぎない)
愛犬に合ったフードを与える
強いストレスを与えない
人間の食べ物を与えない
ワクチンなどで伝染性の病気を防ぐ
中毒になりそうな危険物質を室内に置かない

◎ 獣医師江本宏平先生のワンポイントアドバイス

人間用の下痢止め薬の中には危険な薬もあります

下痢は人間でもお腹が痛くて辛いもの。早く治してあげたい飼い主さんが、自分の下痢止めを愛犬に与えたくなる気持ちも、よくわかります。でも、人間用の下痢止め薬の中には、中毒を引き起こしたり、胃壁を破壊する、犬にとって、非常に危険なものがあります。人の下痢止め薬は絶対に与えないようにしてくださいね。
下痢の原因は多岐に渡っており、フードによるもの、ウイルスや細菌・寄生虫によるものやストレス、内臓疾患、その子の体質などさまざまな要因が考えられます。便の状態から原因を特定できるケースもあるので、スマホで写真に撮るなどして、下痢便を見せていただくと役に立つことがあります。
(ペット往診専門動物病院 わんにゃん保健室、院長江本宏平)
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