【わんこの手作りごはん】誰でも作れる!3種の簡単おせち
須﨑恭彦監修わんこの手作りごはん
誰でも作れる!3種の簡単おせち
わんこも喜ぶ簡単おせち!
今年もあっという間に12月ですね。毎年わんこにおせちを作ってあげたいと思いながらまだ実現していない飼い主さんのために、簡単に誰でも作れるおせちレシピを紹介いたします。一度に作ろうとせずに、すき間時間を利用して一品づつ作りましょう。給餌する時には、食べやすい大きさに切り分けてくださいね。
※このレシピシリーズは、わんちゃん、猫ちゃんでも安心して食べられる食材や薄味、やさしい温度などを前提に考案しています。当然、味付けを人好みに変えれば、飼い主さんだっておいしくいただけます。
材料(体重10キロの子の1食分)
■春菊入り卵焼き
鶏卵 1個
春菊(葉のみ茹でたもの) 20g
だし汁または水 大さじ1
サラダオイル 適宜
■豚肉の野菜巻き
豚ローススライス 1枚
にんじんスティック(茹でたもの) 1cm太さを10cmくらい
大根スティック(茹でたもの) 1cm太さを10cmくらい
サラダオイル 適宜
■サーモンのてまり寿司
サーモンお刺身用 2切れ
炊いたご飯 50g
ブロッコリースプラウト 少々
作り方
■春菊入り卵焼き
1. 卵にだし汁または水を入れよく溶き、サラダ油を敷いた卵焼き器に流し入れ、まだ半熟のうちに5本くらいに分けた春菊を並べます。
2. ①の火を止めて、向こう側からクルクル巻く。温かいうちにラップに巻いておくと、形が整います。
■豚肉の野菜巻き
1. 野菜スティックは互い違いにまとめ、広げた豚肉の幅が狭い方に置いてクルクル巻きます。
2. 卵を焼いた卵焼き器にサラダオイルを少々足して、巻き終わりを下にして置き、回しながらじっくり全体を焼きます。また、ラップにくるんで電子レンジで加熱してもOKです。
■サーモンのてまり寿司
1. ラップにサーモンを置き、その上に半量のごはんを置きます。
2. ラップの四隅を持ち、包み込んで根元をねじって形を整えます。
■仕上げ
1. 食べやすいサイズに切り分け、器に盛り付けます。
ポイント
鶏卵は、良質なたんぱく質が豊富で、丈夫な体作りに欠かせない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。粘膜を強化し、免疫力を高めるビタミンAや、脂肪の酸化を防ぐアンチエイジング対策に有効なビタミンEや代謝を活性化するビタミンB群も豊富です。
冬が旬の春菊は、独特の香り成分が気を巡らせて、精神を落ち着ける働きがあります。カルシウム、β―カロテン、鉄、ビタミンB2,ビタミンC,ビタミンEなども豊富で、寒い季節に粘膜を強化してくれる優れた野菜です。
豚肉には、代謝を促進してくれるビタミンB群が豊富に含まれます。また脂肪には、血中の悪玉コレステロールを増やしてくれる不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸を含み、動脈硬化に有益です。
にんじんは、活性酸素を除去するβーカロテンの含有量が野菜の中でも多く、生活習慣病予防やがんの抑制、貧血対策に有益です。
β―カロテンは、体の中で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。
大根には、複数の消化酵素が豊富に含まれています。胃腸の働きを助けて消化を促進する効果が期待できます。また、食物繊維も豊富なので、便秘の改善にも有効です。
お刺身のサーモンは、赤い身の鮭ですが、元は白身魚の一種です。赤い色素は、アスタキサンチンという強力な抗酸化物質で、傷ついた細胞の修復や抗がん作用があると言われています。不飽和脂肪酸を含むため、血栓ができるのを抑制する効果や、脳細胞の活性化に有益です。
文/上住裕子
ペット食育協会認定上級指導士。人間派の食生活アドバイザー、薬膳インストラクターでもあり、ペットの栄養のみならず飼い主さんの栄養にも精通。2015年7月、テレビ『ペットの王国ワンだランド』にて、篠田麻里子さんにペットの手作りごはんを伝授するなど各メディアで精力的に活動している。簡単!おいしい!楽しい!をモットーに、調理実演付きの講座を開催。
◆ペット食育協会
http://apna.jp/instructor/p05.html


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