鶏肉の夏野菜葛あんかけ【にゃんこの手作りごはん】
須﨑恭彦監修にゃんこの手作りごはん
鶏肉の夏野菜葛あんかけ
猫が大好きなおさかな料理
じめじめと蒸し暑い梅雨時は、暑さがこもって鬱々した気分になりがちですね。 体の中にも湿がたまりやすく、むくみなど起こりやすい季節です。 熱を発散させてくれたり、むくみをとってくれる野菜を使って、気分よく梅雨を乗り切って 真夏の暑さに備えましょう。
※このレシピシリーズは、わんちゃん、猫ちゃんでも安心して食べられる食材や薄味、やさしい温度などを前提に考案しています。当然、味付けを人好みに変えれば、飼い主さんだっておいしくいただけます。
材料(体重4キロの子の1食分)
鶏肉 50g
カボチャ 15g
パプリカ 7g
アスパラガス 7g
葛粉 小さじ1
水(葛粉用) 大さじ1
サラダ油 適宜
水 50cc
作り方
1. 鶏肉、野菜は猫ちゃんのお口サイズに切る。
2. フライパンにサラダ油を熱し鶏肉を焼き、器に取り出す。
3. ②のフライパンに水50㏄を入れ、刻んだ野菜も入れ柔らかくなるまで煮る。
4. 葛粉を分量の水で溶き、③に流し入れ透明になるまで火を通す。
5. 鶏肉の上にかけて出来上がり。
ポイント
鶏肉のタンパク質には、必須アミノ酸がバランスよく含まれ、筋肉の強化に効果的です。 皮を剥ぐと脂質のコントロールもしやすいので、太りやすい猫ちゃん、太ってほしい猫ちゃんに応じて 皮も使ってみましょう。猫ちゃんは、動物性脂肪が好きなので、あまり摂りすぎてしまうのも 物足りないかもしれません。 パプリカは、ピーマンの仲間で、体のめぐりをよくする働きに優れています。
血行を促進して血栓を予防したり、気持ちを落ち着ける作用などもあります。 豊富なβ?カロテンやビタミンCを含み、老化防止や免疫力アップにも効果的な食材です。 パプリカは、ピーマンより甘いので、苦みが苦手な子にはパプリカを試してみるのもお勧めです。 アスパラガスは、体の体液を補う作用と余分な水分を排出する作用の両方を持ち合わせています。 湿度が高い日本の夏には、ピッタリの野菜です。
また、アスパラガスに含まれるアミノ酸のアスパラギン酸は、新陳代謝を促して タンパク質の合成を高め、疲労回復や滋養強壮に効果をもたらすといわれています。 カボチャは、三つの抗酸化化ビタミンである、ビタミンE,β?カロテン、ビタミンCが 豊富に含まれ、栄養価も高く、免疫力を高める食材として夏に摂りたい食材です。
文/上住裕子
ペット食育協会認定上級指導士。人間派の食生活アドバイザー、薬膳インストラクターでもあり、ペットの栄養のみならず飼い主さんの栄養にも精通。2015年7月、テレビ『ペットの王国ワンだランド』にて、篠田麻里子さんにペットの手作りごはんを伝授するなど各メディアで精力的に活動している。簡単!おいしい!楽しい!をモットーに、調理実演付きの講座を開催。
◆ペット食育協会
http://apna.jp/instructor/p05.html


注目のグッズ

