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【ペットのがん治療】動物はなぜ「がん」になるのか?

いっぽう、山極らの発表に先立つ1911年、ニューヨークのベイトン・ラウスと京都大学の教授の藤浪鑑(ふじなみあきら)がニワトリに肉腫を起こすウイルスを発見しました(図2)。これが最初の「がんウイルス」です。現在では、ヒト、動物で様々ながんウイルスが発見されています。ヒトでは、ヒトエイズウイルス(HIV)が有名です。猫では、猫白血病ウイルス(FeLV)、猫エイズウイルス(FIV)、パピローマウイルスなどがあります。

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図2.ウイルスによる発がん

図3に1996年にハーバード大学で調査されたヒトにおけるがんになる原因の円グラフを示しました。このグラフでわかるように、がんになる原因としてタバコ(30%)、食事(30%)が全体の6割を占めています。動物の場合、タバコは吸いませんが、飼い主がタバコを吸う影響は無視できないでしょう(実際に飼い主がタバコを吸っている猫は白血病にかかりやすいとの報告があります)。このようなデータが公表されたため、米国では急速にタバコを吸う人口が減少しました。

日本においても、米国よりやや遅れてタバコを吸う人口が減少してきています。それに伴い、肺がんの発生率も減少しています。なぜタバコはがんの原因になるのでしょか?それはタバコの煙の中には50種類以上の発がん物質が含まれており、さらに発がん誘発物質も含まれているからです(図4)。まさに「百害あって一理なし」ですね。図5、6に私たちの身の回りにある発がん物質、発がん誘発物質を示しました。

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図3.がんになる要因

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図4.たばこの煙でがんは作れる

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図5.身の回りにある発がん物質

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図6.身の回りにある発がん誘発物質

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