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【ペットのがん治療】凍らせて壊死させるがんの治療法・凍結療法について

PETomorrow(ペットゥモロー)】

Dr.岡本のペットのがん治療最前線

-がんの治療(6)-

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 今回は、凍結療法について紹介します。《前回の記事を見る》

凍結療法とは

凍結療法とは呼んで字のごとく、がん細胞を凍結させて(凍らせて)壊死させる治療法です。よく雪山登山などで指先が凍傷により壊死してしまったという事故がありますが、原理はまったく同じです。がん細胞も身体の細胞ですから、低温にさらされると壊死します。

凍結療法の作用機序は、図1に示したように1.細胞外液の凍結、2.細胞内液の凍結、3.血管閉塞による組織の虚血の3つからなります。

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図1.凍結療法の作用機序

図2に凍結治療の歴史を示しました。凍結治療に対する画像モニタリングがない頃は、凍結治療は、表在のがんに対して液体窒素や炭酸ガスが使用されてきました。1980年頃よりMRIによるモニタリングが可能な凍結装置が開発されますと、体の深部に対しても凍結治療が実施されるようになりました。

1990年代にアルゴンガスを用いたJoule-Thomson効果(圧縮した気体を細孔から噴出させて急に膨張させると、気体の温度が急激に低下する現象)による急速な凍結と画像による凍結領域の視認が可能となり(図3)、手技の簡便化や確実性が向上し、凍結療法の安全性が改善されました。

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図2.凍結治療の歴史

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図3.MRI画像により凍結した部位が黒く描出される

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