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犬や猫にも糖尿病ってあるの?【Dr.古江のお悩み相談室】

インスリンは注射でしか摂取できない!

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このインスリンはタンパク質からできているホルモンなので、口から摂取しても分解されてしまい効果がなくなってしまいます。なので、錠剤、粉末、液体どんな形状であれ経口タイプのインスリンはないのです。注射しかないんですね。

インスリン注射液には色々な種類がありますが、糖尿病にかかっているワンコ、ニャンコは基本的に1日2回注射を打たなくてはいけません。そうなると、毎日2度動物病院で注射を打つ訳にはいかないので、飼い主さんがご自宅で打つ必要がでてきます。

日々の診療の中で糖尿病を診断し、病気の説明と今後のインスリン治療についてお話しすると、やはり自宅でインスリン注射を毎日おこなう事を心配される飼い主さんが多いようです。「予防注射でも痛がるのに、お家でなんてできるかしら?」と心配される方もおられました。そんな時私は、飼い主さんの前で実際に注射を打ってみせます。そうすると、飼い主さんが想像されているよりも針が細く、それほど痛がらないので、やってみようかと思える飼い主さんが多いです。医療関係者の方でなければ注射なんて打った事はなくて当たり前なんです。

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注射される側の性格によってやりやすい、やりにくいはありますが、実際に注射を練習して治療を続けていけば、注射する側もされる側もそれなりに上手になっていきます。はじめは、注射が不安で眠れないとおっしゃっていた飼い主さんが、半年ぐらいしてから「今までは主人に抱っこしてもらってやっていたけれど、最近ではごはんを夢中で食べている間に注射すると気づかないんですよ」とおっしゃられることもありました。

糖尿病は基本的に「治る病気」ではないけれど、上手にコントロールをしていけば、苦しい思いをさせなくてすむ病気です。発見が早ければ、体力も栄養も体にまだ残っているので、治療に対する反応も良い事が多いです。「あれ 変だな?」と感じたら、かかりつけの先生に相談してみて下さいね!

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文/古江加奈子(獣医師)

パーク動物医療センター副院長。福岡県獣医師会、福岡市獣医師会、日本獣医がん学会に所属。言葉の話せない動物を治療するうえで、動物たちに聞く代わりに飼い主から沢山のことを聞き、飼い主とのコミュニケーションを最重視するドクター。http://parkanimal.jp/

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