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後ろ足スキップは要注意!犬の膝蓋骨脱臼について【Dr.古江のお悩み相談室】

膝蓋骨脱臼のグレード

グレードが上がるほど重症度は高くなります。

◆グレード1:外部の力により膝蓋骨脱臼をさせることはできるが、日常で脱臼することはまれである。脱臼したとしても自然にもとの位置にもどる

◆グレード2:太ももの骨が若干の変形を起こしている。歩いている時に膝のお皿の骨が脱臼してしまうことがある。脱臼した場合、自然には戻らず、手でもとに戻すか、足を伸ばすことで正しい位置に戻る。

◆グレード3:膝のお皿が外れたまま(脱臼したまま)である。外れた状態を手でもとに戻すことはできるが、すぐに外れてしまう。太ももの筋肉が正しい位置から変位している。太ももやスネの骨が変形している場合がある。

◆グレード4:太ももの骨とスネの骨が90度ちかく捩じれている。膝のお皿は常に外れた状態で、もとに戻そうとしても戻らない。太ももの筋肉が正しい位置から変位しており、膝関節周囲組織の異常や太もも、スネの骨の変形が激しい。

重度になると手術をおこなって、この膝蓋骨が正常な位置に留まるようにします。また、症状は少しずつ進行していく場合もあるので、痛がらないから大丈夫だろうと油断していると、使わなくなる事で少しずつ筋肉が萎縮したり、骨が曲がってしまい、手術が難しく大掛かりになってしまうこともあるので、気になる仕草があったときは、手術をするかどうかは別としてかかりつけの獣医師に現在の状況を診ておいてもらった方が良いと思います。

また、膝蓋骨脱臼の疾患を持つ子は、股関節にも疾患をもっている子が多いように思います。股関節が悪いからそれをかばう様に歩いて膝を悪くするのか、膝が悪いためにそのしわ寄せが股関節にきているのかは分かりませんが、そういったところも含めて全体を診てもらうことをお勧めします。

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文/古江加奈子(獣医師)

パーク動物医療センター副院長。福岡県獣医師会、福岡市獣医師会、日本獣医がん学会に所属。言葉の話せない動物を治療するうえで、動物たちに聞く代わりに飼い主から沢山のことを聞き、飼い主とのコミュニケーションを最重視するドクター。http://parkanimal.jp/

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