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シニア猫は要注意!〜甲状腺機能亢進症について〜【Dr.古江のお悩み相談室】

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血液中のホルモン値を測定して診断

その他によく見られる症状としては、行動の変化、多飲多尿、嘔吐、下痢などがあります。攻撃的になる、落ち着きがなくなるという行動の変化はこの病気を疑うキーワードの一つになりますが、多飲多尿や嘔吐、下痢は他の病気でも良く見る症状です。

甲状腺ホルモンは全身の色々な細胞に作用するため治療をしないでいると心血管系や腎臓にも影響を及ぼします。アドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質も過剰になっているため、高血圧、頻脈(心拍数が速い状態)、神経過敏の状態が続いていることも少なくありません。そういう子が興奮しすぎてしまうと、循環不全や呼吸不全を引き起こして甲状腺クリーゼと呼ばれる危機的状況に陥り、急死してしまうこともあります。

甲状腺機能亢進症の診断は血液中のホルモン値を測定することで行いますが、上記の通り他臓器に影響を及ぼすことのある病気のため、この病気が疑われる時は全身をチェックする必要があります。猫ちゃんが病院に来て興奮している場合は、刺激をせずになるべく落ち着くのを待ってから診察を開始します。

大人しく体を触らせてくれる猫ちゃんの場合は触診で甲状腺が触知できることもありますが、物理的刺激によってホルモンが分泌されることもあるため、飼い主さんが喉をグリグリするのはやめましょう!病院では 1分間に240回以上の頻脈(脈拍数が速い状態)が認められることが多く、リラックスしているお家ではこれよりは回数は少ないにしても頻脈であることが多いようです。

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