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ロイヤルカナン工場見学記【小林 希の地球ネコ旅 特別編】

ロイヤルカナン工場見学記【小林 希の地球ネコ旅】

最近、伊豆諸島の御蔵島からやってきた森生まれ、森育ちの「森ネコ」を里親として引き取りました。

黒白のハチワレ柄、フィリックス(推定6歳・雄)と茶トラの仔猫、こふで(推定1歳未満)です。

性格は正反対で、フィリックスは孤高で気高く、やすやすと人に馴れてくれません。触ろうとすれば、「ファ−!!!」と怒られます。こふでは、とにかく人が大好き! 「抱っこしてにゃー!」と、自ら抱きついてきます。

そんなふたりとの生活が始まって、てんやわんやだけど、幸せいっぱい。

私は国内外あちこち旅をしては、その土地で出会うネコたちの写真を撮り続け、ネコ好きが加速しつつ何年も経ちますが、ネコと一緒に家で暮らすのは初めて!

考えてみたら、家を空けがちの生活で、動物と一緒に暮らせるはずがない。そもそも、こんな私にネコを引き取らせてくれるところもないだろう。

そう思って諦めていました。

ところが、2018年10月に御蔵島へ行ったことで、運命は大きく動きました。

御蔵島には、飼い猫が森に逃げて野生化した「森ネコ」たちが500〜2000匹暮らしていて、オオミズナギドリという島の鳥を捕食しているのです。そのため、オオミズナギドリが減少しているとも言われ、「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」の方々が、森ネコを捕獲して内地に連れていき、人に慣れされて里親を探す活動を続けているのです。

御蔵島でそのことを知って、「御蔵島のオオミズナギドリを守りたい有志の会」の代表である長谷川潤さんと草地ゆきさんに話を聞きに行きました。

そして森ネコさんが穏やかに人と暮らし始めていることを知って、私もぜひ引き取りたいと相談をして、「旅するときの対策をきちんと考える」ことを条件に、フィリックスとこふでが家にやってくることになったのです。

ところが、来たばかりのフィリックスはなかなかご飯を食べてくれません。こふでは、“くれくれアピール”がすごいのですが……。

長谷川さんのご自宅でも、なかなか人馴れ化が進まなかったフィリックス。それでも、ご飯のときだけは、“くれくれアピール”をするようになったというのですが、我が家にきてから逆戻り。

申し訳ない気持ちが募りますが、なんとかご飯を食べて、元気になってほしい。

それで、長谷川さんがいつもネコたちに出していた「ロイヤルカナン」を買って、出してみることにしました。

ロイヤルカナンの「室内で生活する成猫用」です。黄色いお皿がフィリックスで、白いお皿がこふで。体重によって決められた量を測って、1日2〜3回にわけてあげます。

お皿の違いは、こういうことです↓

フィリックス、家に来てからクローゼットの下に隠れ、不動明王となっているので、少しでも食べやすいように平たいお皿にしています。

こふでは、ご飯のときはケージに入れていますが、食べ終わってもそのまま入れています。不動明王が食べ終わらないと、こふでが食べに行ってしまうのです。

育ち盛りのこふでは、食欲旺盛。ロイヤルカナンの袋が大好きでいつも張り付いています。

ご飯を計量してるとやってくるので、こふでがケージにいる間に1日分をわけて用意しておくことにしました。

こふではともかく、フィリックスとの距離感が縮まるのは、ロイヤルカナンをあげているときだけ。ファー!と言いながらも、美味しいのか、食べてくれます。でも気分にムラがあるのか、食べ残してしまうこともありますが、しっかり健康的なウンチをしているので安心しています。

ロイヤルカナンは、猫の品種、大きさ(体重や体高)、ライフステージ、ライフスタイル、健康状態によって、栄養バランス、消化性、嗜好性を考え、研究して作り出されている総合栄養食。なので、とにかく食べてくれたら安心です。おかげで、ウンチはぜんぜん、臭くないし、ころっと健康的。

実は、先日ロイヤルカナンの韓国工場を見学させてもらえるというので、行ってきました。モノづくりの工場見学とは違って、ペットフードの工場見学はなかなか体験できないので、興味津々! なにより、フィリックスとこふでが毎日食べるもので、ずっと健やかに暮らしてもらいたいし、ロイヤルカナンがどんな環境で作られているか気になりました。

ロイヤルカナンの韓国工場は、ソウルから南へ193Kmのところにある金提(キムジェ)市にあります。お米の生産など農業が盛んな地域で、水が綺麗で美味しいみたい。

ここは2018年にできたばかりの、世界で16番目のロイヤルカナン工場です。白と赤を基調とした、驚くほど清潔感があるので、工場というよりはオフィスのよう。

敷地に緑の植物が多いのは、南フランスにある本社のコンセプトで、こういった工場施設のコンセプトも、世界のほとんどの工場で統一されているそうです。

中に入ると、ブランド紹介コーナーがあって、ロイヤルカナンの歴史、理念、品質のことなど、一目瞭然にわかります。韓国であれ、どこであれ、すべて同じレシピ、同じ工程でつくられています。新しい工場でつくられる製品は、本製造を開始する前に、製品をフランス本社に送って、品質チェックを行い、この検査に合格してはじめて製造がスタートするという徹底さにびっくりしました。

工場に入る前にトラックで運ばれた原材料も、かなり厳しく品質・安全性のチェックをされ、少しでも基準を満たなければトラックごと送り返されるようです。人間もそうですが、口に入れるものだから、それくらい厳しいと、安心ですね。

もともと1968年に、フランス人獣医師のジャン・カタリー博士が、犬猫の健康を薬ではなくて食事から考えて改善すると始まったのが、ロイヤルカナン。「栄養バランスこそ最良の薬」と発想し、「すべては犬と猫のために」という理念は、50年以上変わることはなく、さらに研究は進化しているようです。

工場に置いてある、粒(キブル)の種類の多さは、すごい! それぞれの品種の顎の形や食べ方などに合わせてキブルの形状や密度を決めているこだわり。しかも、猫が必要とする40種以上の栄養素を個々の猫に最適な栄養バランスで組み合わせているというのだから、とっても安心。

そうそう、工場で実際に行われている品質管理の作業のひとつを実践してみました。

袋ひとつ開けてキブルを全部出して、目視で粒が欠けていないか、匂い(実際に食べてみたら、美味しい!)などチェック。細かい作業をして、高品質を保っているのですね!

最後に工場長のマークさんに、ロイヤルカナン最新の韓国工場について、お話を伺いました。

「ここでは、世界中のすべてのロイヤルカナン工場に共通する、厳しい品質管理体制のもとで製造しており、安心、安全を徹底しています。さらに、他の工場に先駆けて最新技術(原材料の異物除去やパッキングの新システムなど)を導入しているので、これまで以上の安心・安全を感じていただけるはずです」

と、こんな頼もしいメッセージをいただきました!

外観・内観ともに綺麗で、衛生面でも驚くほどクリーンな環境の韓国工場で、安心安全のご飯を作ってくれるロイヤルカナン。それを、愛する猫たちに与えるのと、食べやすい環境づくりを整えるのが、私の役目。これからも、しっかりと食べてくれるように、フィリックスとこふでを観察して、愛おしんで一緒に暮らしていこうと思います!

ロイヤルカナンの品質・安全管理について詳しくはこちら
https://www.royalcanin.co.jp/new/safety/

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写真・文/小林 希(こばやしのぞみ)

1982年東京都出身。IT企業に7年勤め、退社したその日の夜から一眼レフを相棒に旅に出る。帰国後、その旅を綴った『恋する旅女、世界をゆくーー29歳、会社を辞めて旅に出た』(幻冬舎)でデビュー。現在も45か国以上を旅しながら執筆活動を続け、ネットやラジオ、雑誌などで活躍。近著に『女ふたり、台湾行ってきた。』(ダイヤモンド社)、『世界の美しい街の美しいネコ』(エクスナレッジ)、長期旅でオス化した著者が女を取り戻す挑戦の旅を綴った『恋する旅女、美容大国タイ・バンコクにいく!』(幻冬舎)など。http://nozomikobayashi.com/instagram/

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