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脱走ネコのプーピー…そして光明

この物語は、ここ30年でノラ出身のネコを12匹保護し、一緒に生活を続け、そのうちの11匹をすでに高齢で看取った今、残りの一匹“ビッタ(19才・オス)”と暮らす中年男の喜怒哀楽に満ちた日常の回顧録である。

第三十三回 脱走ネコ・プーピー そして光明

オスネコのプーピーが突発的な事故で家から出て行って行方不明になって、早くも4日ほどが過ぎた。

大食漢のプーピーのこと。きっと腹を空かせているだろうから、その音を聞けば絶対に反応するに違いないだろうと、ドライフードをビニール袋に入れたモノを持って上下に振りつつ、

「カサカサッ…カサカサッ!」と音を立てながら、近所を日夜探し回った。

『訪ねネコ』なんていうポスターも作って、家の回りの電信柱に貼りまくった。

できうる限りのことはなんでもした。

それでもプーピーは見つからない…。

毎晩夜になると、室内飼いにしていなかった昔のように、ベランダからひょっこりと顔を出して、

「ニャ〜」

なんて現れるんじゃないか? と思ってみたが、そんな淡い希望も、

「あ〜また来なかったか…」

と、朝になると必ず打ち砕かれた。

「ひょっとしてポスターに貼った写真のセレクトが悪かったんじゃないか?」

数枚貼らないで保存しておいた予備のポスターの写真を見てみる。


↑「こんな感じですよ、オレ!」

「でもプーピーっていったら、こんな顔してたんだよなァ〜」

と、今までやったことは決して間違ってないと、夫婦でお互いに勇気づけあったりした。

そんなこんなで1週間……。

「プーピーがいた!」

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