発症する前に予防を!猫の病気予防策5選【Dr.古江のお悩み相談室】
猫飼い主さんは知っておいて!猫の病気予防策5選
聞きなれない病気かもしれませんが、英国での大規模な調査(95629頭)によると、猫全体の2.4%、10歳以上の猫に限って言えば8.7%が甲状腺機能亢進症だったという報告もあります。甲状腺機能亢進症は獣医師が、猫ちゃんの内分泌疾患で一番よく遭遇する病気なんですよ。
純血種ではマンチカン、スコティッシュフォールド、ラグドールが人気トップ3を占めていますが、スコティッシュフォールドに多い骨軟骨異形成を知っていますか?
骨軟骨異形成とは簡単に言ってしまうと骨が正常に成長しない病気のことです。特定の品種に多いのは、骨軟骨異形成による体の特徴をもとにその品種が生み出されてきたことが原因の遺伝性の疾患だからなんですね。では骨軟骨異形成の品種ってどういうものでしょうか。
猫は口内炎が多い動物なのを知っていますか?食べたいのに口が痛くて食べられない歯肉口内炎は食欲不振の原因となることが多く、難治性であることもしばしばで、猫も飼い主さんも獣医師も、頭を抱えてしまうことが多い病気なんですよ。
歯肉口内炎は他にも難治性口内炎、レッドマウス、リンパ球性形質細胞性口内炎、形質細胞性口内炎、慢性歯肉口内炎、慢性潰瘍性歯肉口内炎、潰瘍性増殖性口峡炎、猫の慢性潰瘍性歯周口内炎、口腔後部口内炎などと、別名もたくさんある歯肉・口腔粘膜における慢性の炎症性疾患です。
お水をたくさん飲んでたくさんおしっこをする、「多飲多尿」の裏に潜んでいる怖い病気の中に「糖尿病」があります。
「糖尿病って人間だけじゃなくて動物にもあるの?」よく飼い主さんに質問される事柄の1つですが、その質問の答えはもちろん「あるんです」。
猫が水を飲んでくれなくて心配になったことはありませんか?水分量が少ないと尿路結石や膀胱炎、腎臓病などのリスクも高まるので、普段から水を飲んでもらえるように工夫をしましょう。
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構成/編集部


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