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【猫に出逢えるハッピースポット】 猫神様に守られた島。田代島美与利大明神。

猫島のふたつの伝説。

「猫神社の散歩道」八岩まどか著(青弓社)によると、田代島の猫に関する伝承は2つあります。島の人の猫神様への信仰は厚く、特に三毛猫の雄は幸運を招くと珍重されました。

漁に出る時は必ず猫を伴い、猫が眠っていれば晴天で、猫が騒げばしけになると言われており、毎年その年にはじめて獲れたカツオやマグロを捧げました。また、よそから犬が来るとたちまち海が荒れるとも言われていました。

ひとつめの伝承は、猫神社として有名になった美与利大明神(みよりだいみょうじん)。

昔から「猫は大漁を招く」と言われて大切にされていましたが、漁師が船の錨(いかり)を作るため石砕をしていた時、飛び散った石が一匹の猫に当たり、瀕死の重傷を負わせてしまい、心を痛めた網元が今後の猫の安全と大漁を祈願して小祠を作って祀ったところ、大漁が続いて海難事故もなくなったというもの。その後も網元である阿部家が神主を務め(現在は島外へ移住)、毎年3月15日にはマグロとお神酒を供物として捧げていたそうです。

※ インターネット上の情報では猫は死んだことになっていますが、ここでの著者の聞き書きでは重症ながら生きのびてその後の猫の安全を祈念して祠を建てたことになっています。いろいろな説がありますね。

もうひとつは、島の対岸の大原浜に住む八兵衛の飼い猫で、30歳を過ぎた大きな黒猫の話。

ある晩、八兵衛が不在の時に黒猫がその女房に浄瑠璃を語って聞かせたというのです。そしてそれ以来、黒猫はいなくなってしまったのですが、ちょうどそのころ立派な武士が船を雇ってこの島に渡りました。船賃として受け取った金をあとでよく見ると葉っぱに変わっていた!という話が伝わっています。

どうやらその武士が浄瑠璃を語った猫らしい、ということで今も田代島の岩窟に住んでいるのだとか。

東日本大震災の時、田代島でも多くの家が流されましたが、人的被害が少なかったのは、島の猫神様の伝承と関係しているのかもしれませんね。

にゃんこを堪能。

田代島でにゃんこたちを堪能したいのなら、宿泊することをおすすめします。島にはホテルは無く、マンガアイランド以外はすべて民宿ですが、どこも地元でとれた海産物中心の料理が出ます。そして民宿ですからそれぞれその家の個性があり、それもまた味わい深いものがあります。

そのうちの何軒かは朝夕集まってくるにゃんこたちに餌を与えているのですが、何十匹ものにゃんこたちが家のまえで餌を待っている姿や、いっせいに餌を食べている姿は壮観で、宿泊でなければ見ることができない光景です。

また、にゃんこたちは朝夕が活発ですので、朝早い時間に港に行くと、漁から帰ってくる船を待って餌をもらおうとしている普段の生活では見られないにゃんこたちの姿を見ることができます。

そういう時は、昼間、観光客の前にのんびりとしているにゃんこではなく、生命力にあふれたエネルギッシュなにゃんこたちに変わります。

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