2020-08-03 ミー(仮名)がきた!いいなぁ〜筋肉にハリがあって! カーツさとう保護猫保護猫と暮らす保護猫!日々猫!介護猫!高齢猫 この物語は、ここ30年でノラ出身のネコを12匹保護し、一緒に生活し、ついに全員を看取った中年男の喜怒哀楽に満ちた日常の回顧録である。 ミー(仮名)がきた! 第3回“若” ついにやってきたニューフェイス、今の所の名前は“ミー(オス・推定3才)”は、噂通り、外で暮らしていた地域ネコとは思えないほどに人慣れしていた。 ウチに昔いたモモコ(メス・享年18才)なんか、18年一緒に暮らしていながら、触られるのが死ぬまで大嫌いだったというのに、ミーはウチにやってきたその瞬間に、いっくら触っても全然大丈夫! ハッキリいって触り放題! モミ放題!! もはや歓楽街の怪しげな店の客引きのセリフ状態といってもいい人なつっこさであった! なもんで1年間のネコ飢餓にあったオレも女房も、その渇望をうめあわせるかのようにとにかくいきなり触りまくった! オナカ、そして太股。これでもかとモミにモミまくった! そして気付いた。ミーはヤケに肉付きがいいのである。 決して太ってるというのではない。なんというか筋肉がシッカリしているというか、皮の奥に潜む筋肉にハリがあるというか。 1年前に逝ったビッタも、その前にみまかったシロミも、こんなにしっかりした筋肉はついてなかった。 そして再度気付いた。これはミーが若いからだ!! ↑なんか寝相からして若者感が漂ってる……気がする。 どういうことかといいますと、もうここ何年もウチにいたネコってみ〜んな老猫だったの。人間でいうと80才だ、90才だ、そろそろ100才だ、なんていうネコばっかりだったワケですよ。若いネコなんてまったくいない。 まぁそういう年寄りネコですから、もう筋肉も年寄りなんですよね、達者は達者にしてたけど。 なんつうか筋肉にハリがないような感じだったんですよ、今思えば。基本的に筋肉量が少ないのか、その奥の骨もなんとなくよくわかる感じ。 まぁ人間でいえば“ジジイの体”ってヤツですよ。 薄く筋肉があるんだけど、皮もたるんじゃってる。 でも、そんなハリのない筋肉が、普通のネコの筋肉だと思っていた。そういうもんだと思っていた。 蛇足ですが、人間だってそこそこ年寄りですからね。オレなんかあと3年で還暦ですよ。 そんな人間は還暦で、猫は古希だ、喜寿だ、傘寿だ、米寿だ、白寿だなんていうラインナップだったんですね、ウチって。 ま〜今考えれば恐ろしく老いた一家ですよ。 そんな老人一家にに推定年齢3才のミーがやってきた。若者がやってきた。 そんな若者の筋肉触ったら、「こりゃ〜ハリがあるッ!!」 って驚くのも当然のことかもしれない。 よく年寄りが(まぁオレも含めてだけど)、若い人の肌とか見て、 「いいなぁ〜肌にハリがあって!」 なんていうのと一緒で、ミーの身体触って、その筋肉を感じて、 「いいなぁ〜筋肉にハリがあって!」って言ってる状態です。 それで年寄りが「いいなぁ〜肌にハリがあって!」なんて言った後って必ずこう言わない? 「ちょっと触らせて」 みたいなこと。 あやかりたいんだがなんだかしらないけど、なぜかそういう心理になるじゃん? それと同じで、ミーの筋肉もやけに触り続けていたくなっちゃうんですよね。もうこの年寄りとしては。 ↑老境の故ビッタ。筋肉にも体毛にも、こりゃあ〜ハリがないッ! でもそれが普通だと思ってたんだよなぁ〜老人一家スタンダードとして…。 で本当に触ってると気持ちがいい。 若さがこっちに伝播してくるような気もしてくる。そして若さがうらやましいッ! しかし、そこで決意を新たにする。 高齢者に片足ツッ込んでるオレと女房に比べてミーは格段に若い。でもそのミーを最後まで面倒を見る責任が我々にはある。 もうちょっと長生きしないとなァ〜。で、そんなミーですが、やっぱり最初の頃は、始めてやってきた家に対して不安なんでしょうね。 鳴いたり、外に出たがったりっていうのは多少あった。人馴れはしてるんですけどね。 まぁ始めての家に来たネコは慣れるまでには、そりゃ色々ありますよ。 しかし今は完全に慣れている。あの〜、今までネコと暮らしたことはないけれど、ミーみたいな外で暮らしていた地域猫を譲渡会とかで引き取って一緒に暮らしたいと考えてる人もいると思う。 でもそういう人って、やっぱり外にいたネコが家に慣れるのか? って心配だと思うですよね。 そういう人の為にも、外で3年暮らしていたミーがどのくらいの時間で我が家に慣れていったのか? これからネコと暮らしたいという人へのハウトゥー的な意味でも、今後何回かに渡ってお伝えしていきたい。 ですが! なんとミーに関してとんでもないビックニュースが昨日ありました! そのハウトゥーに行く前に、次回はそのビックニュースを一回だけお伝えする予定! 文/カーツさとう バックナンバーはこちらから カーツさとう コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! 猫が死んでもう10年。その間、私は何をしてきたのか。 (1.24) キャンプで超役立つ「猫グッズ」を紹介! (1.19) 猫とキャンピングカーで旅はできるのか? (12.16) 猫と上手に遊ぶ方法を獣医師が伝授! (11.24) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集! ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場! 残念ながら初日の出は見えなかった。 なぜ?「脱走した猫」が2頭になって帰ってきた事件 猫「あなたは最高よ!」とにかく飼い主が好きな猫(笑) 「盗み食い」をする食いしん坊なペット10選! \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする