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【獣医師マンガ編集者の話】ちょっと脱線・・・

獣医師少女漫画編集者のゆるい話6

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皆様こんにちは。

ノーベル医学生理学賞、大村智先生が受賞されましたね。おめでとうございます。受賞対象のエバーメクチンの発見が抗寄生虫薬のイベルメクチンの開発につながるのですが、このイベルメクチン、獣医学の分野でも重要な薬です。

人間に対してはオンコセルカ症やフィラリア症(*)の治療薬として使われるということは報道でおなじみかと思います。獣医学では犬フィラリア症の治療薬として多くのワンちゃんの命を救ってきました。ちょうど大学5年生の時に販売が開始された薬なのでかなり印象に残っています。

まず牛等の家畜用として使われた後、犬のフィラリア薬(治療・予防)として登場しました。この薬が登場する前は犬のフィラリアは、ほぼほぼ「死に病」でした。ノーベル賞の報道ではイベルメクチンは年間3億人の人間を失明から救っているということでしたが、動物でもおそらく相当な数の子達の命を救ったと思います。

ワンちゃんに関してはこのほかにも毛包虫症(*)の治療薬になったり、疥癬(*)の治療薬になったり大活躍なのです。タイムリーなおめでたいニュースでしたのでちょっと脱線してしまいました。

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さてさて、前回お話ししたアシスト作業の保定ですが、採血の他にはレントゲン撮影があります。人間の場合はレントゲン室に一人で入ってもらって撮影しますがもちろん動物の場合そんなことはできません。では普通に保定をしながら撮影・・・となるのですが、必ず鉛が入ったX線防護服・防護手袋を着用して保定します。

ずっしり重く動きづらいのですが、前回お話ししたアグレッシブな子の保定の場合、これが良い感じにプロテクターになるので重宝していた記憶があります。次回も引き続きこのあたりのお話を・・・。

*オンコセルカ症やフィラリア症…共に糸状虫という寄生虫の感染で引き起こされる病気です。フィラリア症は象皮病などを起こし、オンコセルカ症は失明の原因になったりします。熱帯地方で多く発生する病気です。

*毛包虫症…Demodexとうダニ(ニキビダニ)の感染で起こる皮膚病。脱毛・かゆみ・かさぶた・化膿等が起こり見た目が結構痛々しいのです。ちなみにこのダニ自体は健康な動物にもそこそこ寄生しています。人間にも皮膚病を起こすことも!

疥癬…ヒゼンダニの寄生によって起こる皮膚病。人でも動物でも発症します。激しいかゆみを引き起こし感染力も持っています。

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文/中田健一

専門的なことはお答えできませんが何かゆるーくご質問・ご意見ありましたらPETomorrow編集部中田まで!このコラムでお答えできるかもしれません。

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