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犬の賢さはどこからくるのか? 脳のニューロンの数は猫の2倍以上

犬の賢さはどこからくるのか?脳のニューロンの数は猫の2倍以上

2018年は戌年。犬は、賢い動物の代表格とされるが、そもそも“賢い”とはどういうことなのか? その言葉にはいろいろな意味合いがあり、ここではさておくとして。

認知能力や判断力、学習能力、記憶力、感情や精神面の豊かさ、複雑な行動など、そうしたものに大きく作用するのが脳の働きである。その脳の基盤となっているのが神経細胞で、ニューロンとも呼ばれる。

ニューロンの数が多いということは、それだけ情報の処理容量が多いということで、要するに知能が高いと考えられているわけだ。

では、犬の脳には、いったいどのくらいのニューロンがあるのだろうか?

アメリカのヴァンダービルト大学を中心とした研究チームは、その答えを出してくれた。同大学では脳のニューロンの数を精密にカウントする方法を確立し、フェレット、マングース、アライグマ、猫、犬、ハイエナ、ライオン、ブラウンベアなど肉食動物の大脳皮質におけるニューロンの数を分析。

その結果、犬は約5億3,000万で、猫(約2億5,000万)の倍以上のニューロンがあることがわかったそうだ(*1, 2)。

大型犬ともなれば猫より体もずっと大きい分、脳のサイズも大きいはず。であるなら、体が大きい、つまり脳のサイズが大きくなれば当然ニューロンの数も多くなるのではないか?と考えたくもなるが、実際はそうでもなく、最大で3倍ほどの大きさの脳をもつブラウンベアや、大脳皮質の大きさが2倍あるライオン(約5億5,000万)、そしてハイエナ(約5億)などと比較しても、犬のゴールデン・レトリーバー(約6億3,000万:分析した中で最高値)のほうがニューロンは多かったというのである。

また、フェレットとブラウンベアとでは体重の差が約436倍だが、脳密度は58倍で、ニューロンの数は24倍の差にしかならないそうだ。

これらの肉食動物の中で特徴的なのはブラウンベアとアライグマで、ブラウンベアの脳は猫の約10倍にあたるものの、ニューロンの数は猫と同程度(約2億5,000万)。

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