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人は、人より犬に共感する? 犬や子どもの「可哀相」にはより感情が反応

人は、人より犬に共感する?

年末年始というと、「歳末助け合い運動」に代表される募金活動やボランティア活動を連想するのは筆者だけではないと思う。

そこで唐突だが、皆さんが寄付をしたいと思っているとして、手元には500円しかない、しかも1回しか寄付ができず、500円全額を寄付することしかできないと仮定する。この時、目の前には募金箱が4つあって、それぞれ虐待を受け、辛い状況にある相手を助けるための募金箱となっている。

A=虐待を受けていた子犬を助けるため。

B=虐待を受けていた成犬を助けるため。

C=虐待を受けていた子どもを助けるため。

D=虐待を受けていた成人を助けるため。

皆さんなら、このA~Dの募金箱のうち、どれに寄付をするだろうか?

基本的に、人間は他の人の喜怒哀楽やそれに付随する事象、それが動物相手であっても“共感”できる生き物である。大震災以降、何か人のために役に立つことをしたいと考える人が増えているという話だが、犬猫の殺処分数を減らそうという機運が高まっていることにしても、それぞれの人の感情が動き、共感をしているからこそ。

その対象がどんな相手に対しても同じか?というと、多少違うように思う。たとえば、幼い子どもがいる母親は、他の幼い子どもが辛い目に遭っている話を聞けば、より心が傷むであろうし、犬好きであれば、犬が辛い目に遭っている話には、より感情が動くことだろう。

要するに、共感度の差。そこに注目した少々ユニークな調査があった。

アメリカのノースイースタン大学(マサチューセッツ州ボストン)の研究チームは、そのために同校の大学生256人に向けて、偽のニュースを伝えたそうだ。その内容は、「現場に駆けつけた警察官は、何者かによって暴力を受け、体中が傷だらけで、脚の骨は折れ、意識のない状態の被害者を発見。犯人はまだ見つかっていない」というようなもの。

ただし、「被害者」には4つのパターンがあり、1つ目は1歳の幼児で、2つ目は30代の男性、3つ目は子犬で、4つ目は6歳の成犬となっている。

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