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『僕のワンダフル・ライフ』は愛犬を亡くした経験のある人にこそ観てもらいたい《青山尚暉》

映画『僕のワンダフル・ライフ』と青山尚暉

動物、ペットの福祉でも世界をリードする先進国、そしてマリアが大好きな、世界最高峰のドッグフレンドリー・カーを揃えるVOLVOがあるスウェーデン出身の映画監督ラッセ・ハルストレムによる「マイライフ・アズ・ドッグ」、「HACHI 約束の犬」に続く犬の映画第三弾が、9月29日に公開される「僕のワンダフル・ライフ」(原題A Dog’s Purpose)。

実は、鹿児島の崩壊した繁殖場から九死に一生でレスキューされたラブラドールレトリーバーのマリアの生い立ちから東京にやってきてからの生活を綴った、2010年5月から始まった「小学館ブックピープル」の連載本編のタイトルが「マリアの一夜にしてワンダフルライフ」(http://blog.bookpeople.jp/atlas/naoki_aoyama/ 画面右下のカテゴリーアーカイブ マリアの一夜にしてワンダフルライフで第一章からご覧いただけます。小学館PETomorrowでも転載中)。不思議な縁を感じる映画だと思えてなりません。


小学館ブックピープル

なにしろ、マリアの里親になってくれたパパやママは、ラブラドールレトリーバーのマリアを、「僕のワンダフル・ライフ」の主人公でもある、ゴールデンレトリーバーのベイリーと同じ犬種の、わが家の先代犬ゴールデンレトリーバーのナナ先輩の生まれ変わりと信じているからね。


わが家に来たころのマリア3歳


毎年お誕生日を祝ってくれて幸せ(フォレストヒルズ那須にて)


パパとママの記念日も毎年いっしょに祝ってます

「わんわんミシュラン」というペットと泊まれる宿 覆面調査のお仕事のモデル犬を務め、初代自称自動車評論犬!?“旅するゴールデンレトリーバー”であり、災害救助犬の訓練を受け、セラピー犬としても活躍したナナ先輩が亡くなったのは2005年3月12日。パパとママはペットロスでしばらくは犬を飼うことをためらっていたのだけれど、2005年3月は、2年半後、ちょうど2歳半でわが家に引き取られたマリアが生まれた頃なんだ。


わが家の先代犬のナナ先輩

今の家にやってきたマリアのそれからの日々は、まさしく“一夜にしてワンダフルライフ”。鹿児島の山奥の崩壊した水道設備もない繁殖場の空の下、短い鎖につながれたまま、ご飯も満足に与えられず雨水を飲み、人間の愛情も知らず2歳半まで繁殖犬として過ごしたマリアにとって、お家の中で快適に暮らせ、きちんと食事を与えられ、毎日3回、お散歩に連れて行ってもらえ、お仕事で忙しく飛び回り、毎月のように素晴らしい犬と泊まれる宿に“わんこと行くクルマ旅”をしていられるのは、本当にワンダフルライフだからね。


大好きな軽井沢のドッグランにて 


パパの著作ムックの表紙も飾りました!

あっ、マリアのことばかりお話してすいません。ここは映画「僕のワンダフル・ライフ」のことを語るところでした。

すでにアメリカでは公開され、国際線の機内でも鑑賞できるこの犬の映画、原作はベストセラー作家のW・ブルース・キャメロンが、愛犬を亡くした恋人のために書いた小説『野良犬トビーの愛すべき転生』。世界29カ国、20の言語で翻訳された作品で、まさに愛犬家の夢そのものとか。

で、マリアが試写会に行ってきたパパとママからとうとうと話を聞いたんですが、試写室にいた多くのひとたち、そしてママはハンカチなしでは観れなかったそう。しかし、レトリーバーに特別な思い入れがあるはずのパパは泣かなかった…。

ストーリーはネタバレにならない程度に説明すると、主役は、ゴールデンレトリーバーのベイリーと、その魂と記憶を受け継いだ3頭の犬たち。舞台は1960年代のアメリカの田舎町、農場と70年代のシカゴ、そして現代の農場。1961年に8歳のイーサン少年とイーサンのお母さんに、偶然、九死に一生で助け出されたゴールデンレトリーバーのベイリーは「イーサンを愛し、幸せにするのが僕の役目」と、人間よりはるかに早いスピードで歳を重ね、虹の橋を渡ったあとも、50年に3度も生まれ変わり、ついに50年後のイーサンと出会う。その時ベイリーは、なぜ何度も生まれ変わったのか、真の使命は何なのかに気付く_。

ベイリーのモノローグを担当する、4世代の犬たちの声が同じ人というのもポイント。「アナと雪の女王」のオラフ役のジョシュ・ギャッドさんの声なんだよ。

素晴らしい演技をしてくれた4頭の犬たちは、主役のゴールデンレトリーバーのベイリー→生まれ変わり警察犬になった!!ジャーマンシェパードのエリー→孤独な女性を幸せにしたコーギーのティノ→飼い主に捨てられたセントバーナードとオーストラリアンシェパードMIXのバディ。いずれも映画初出演の犬たちなんだそう。

では、パパはなぜ、泣かなかったのか?

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