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犬はチンパンジーよりも人に似ている!?

犬と幼児の社会的知性はチンパンジーよりも優れている

人と犬とは友達にもなれるし、家族にもなれる。時に人生でこれ以上ない相棒となって、何より大切な存在になることもある。

どうして人と犬はそれほど仲良くなれるのだろう?

犬についての研究は数多くあるが、人との関係、人にとってどうなのか、そして人そのものを考えるための研究というのも多くある。

アメリカのアリゾナ大学の研究チームは、認知力を判定するテストを通し、2歳の幼児・犬・チンパンジーの行動を比較した。(*1)

実験の対象となった犬552頭は、一般家庭犬、介助犬、爆発物探知を任務とする軍用犬などで、犬種は様々。実験者は部屋の中におやつやオモチャを隠し、その場所を指差したり、目線を配ったりして(言葉は発しない)犬に教えるといったことを含め、ゲーム感覚のテストを行う。

これによって犬がどう行動したかを、2歳の幼児(105人)とチンパンジー(106頭)のデータと比較したところ、チンパンジーは物理的環境や、ものが隠されている場所を推理することに関してはいい結果だったものの、協調的コミュニケーション、つまり人の目線や指差しに対してどう反応するか、理解するかといったことに関連するスキルに関しては劣っていたというのだ。

この点、2歳の幼児と犬は優れており、社会的知性という観点からは似たようなパターンを示すという。一般的に人と似ているのはチンパンジーだろうと思うところだが、それよりも人と犬のほうが近いものをもっているというのはおもしろい。

人も犬も、もともとそうしたスキルをもっていたのか、それとも古くから人に飼われることで犬がそうしたスキルを身につけたのかは定かでないが、1つには互いに似たようなスキルをもっていることで、ある程度コミュニケーションがとれ、仲良くもなれるということなのか?

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