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黒岩神奈川県知事、殺処分ゼロ継続宣言「アニマル・ウェルフェア・サミット2016」レポート(1)

PETomorrow(ペットゥモロー)】

「人と動物との共生」という言葉を巷でよく耳にするようになり、同時に犬猫の殺処分ゼロを目指した活動は各地で活発さを増している。加えて、子供たちへの動物を介した教育支援活動や、高齢者とペットとの問題についても地道な努力が重ねられている現在、忘れたくないものがある。

それは、“アニマル・ウェルフェア”。日本語には適格なものがなく、“動物福祉”と訳されることが多いが、そもそも動物たちのことを考える時には、十分な食べ物と水が与えられ、病気やケガに対しても配慮されており、不必要なストレスがないことはもちろん、動物としての自然な行動がとれるよう、その環境を考えてあげることが何より大切となる。それを一言で表す言葉として、動物との共生を目指す際にはキーワードになると言っていい。

そのアニマル・ウェルフェアをテーマに、共に学び、考えようという趣旨のもと、去る8月26日(行政職員・保護団体・メディア向け)~27日(一般向け)の2日間にわたり、東京大学の福武ホールおよび弥生講堂アネックスにおいて『アニマル・ウェルフェア・サミット2016~動物と人の笑顔のために~』(主催:一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル/共催:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン、一般社団法人Do One Good)が開催された。

犬猫の殺処分ゼロを達成した自治体における取り組みや今後の課題

かのマハトマ・ガンジーの言葉に、「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で分かる」というものがあるが、日本はどうだろう。万物に霊が宿るというようなアニミズムを今もってどこかに抱えながらも、一方では犬猫の殺処分を繰り返してきた日本は、ある意味、特殊な動物環境をもっているのかもしれない。

それはともかく、近年における犬猫殺処分数は以下のグラフのように年々減少してはいるが、2014年の時点で10万1,338頭の犬猫たちが依然として殺処分されている。いらないのであれば、飼う人がいないのであれば、殺す。アニマル・ウェルフェアの観点からすれば、そぐわない行為と言わざるを得ない。そんな中、公と民との努力によって、すでに殺処分ゼロを達成している自治体もあり、それぞれの取り組みについてのお話を聞くことができた。

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出典:環境省ホームページ

1. 広島県広島市の場合(動物管理センター 鈴木裕子所長)

2014年度以降は、健康な犬猫での殺処分は実施せずに済んでいる。2014年、2015年とデータ上の死亡数はあるものの、これらは収容センター外での自然死、または交通事故などによって救命の見込みがないために安楽死をしたもののみの数となっている。

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犬猫の殺処分ゼロを達成した自治体代表者による取り組みや事例報告/©Pmoon

殺処分削減への取り組みとしては、2007年に動物愛護団体への団体譲渡を開始。これによって団体からも譲渡先を探してもらえるようになり、特に犬の殺処分率が大きく減少した。その後、2013年度には動物管理センターの2階にあった事務室や会議室を譲渡用の犬猫のために使用する部屋に改装し、積極的な譲渡を進めることとした。同時に、市内の愛護団体から殺処分対象の猫をすべて引き取りたいという申し出でがあり、それを受ける形で2013年9月からは殺処分の大半を占めていた野良猫の全譲渡を開始した。

これを契機に、犬に関しても収容後短期間で殺処分するということは見合わせ、できるだけ譲渡する方針とした。また、別の愛護団体からも協力の申し出があり、2014年以降は、センターにて犬を譲渡しやすくするためのしつけや散歩、トリミングなどの世話を毎日してもらっている。そして、同年9月よりボランティア団体の協力のもと、地域猫活動の支援を開始。その他、学校や市民を対象とした動物愛護教育についても関係団体との協働体制で取り組んでいる。

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地域猫活動については、町内会や自治会が活動に取り組む場合に限り、動物管理センターの獣医師が不妊去勢手術を無料で実施している他、活動方法や管理方法のアドバイス、また、要望があればボランティアの紹介なども行っている。今年の7月末現在で、120の町内会や自治会が活動を行っており、これまでセンターで不妊去勢手術を実施した猫の数は667匹。

現状としては、収容された犬のほとんどが成犬であり、10歳を超える高齢の犬が多いために新しい飼い主が見つかりにくいことと、施設の老朽化により、譲渡用の犬猫の飼養環境として適していない部分があることが課題である。

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