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「殺処分数を減らしたい」—大分県が動物愛護センター設置

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大分県と大分市は保護した犬、猫の返還・譲渡数を増やす目的で、犬、猫を長期間収容できる県内初の「動物愛護センター」(大分市内予定)の設置を決めた。成犬40頭、成猫100頭を常時収容可能の見込み。

現在、大分市小野鶴にある大分県動物管理所では、引き取り手が見つからない犬猫は最長でも7日以内に殺処分されている。この日数をできるだけ延長することでより多くの飼い主を見つけ、殺処分数を減らす計画。また、動物との触れ合いスペース設置も検討する。

「全国の犬・猫の返還・譲渡数の推移」(環境省資料)を見ると、基本的に増加傾向で平成26年度は犬が約3万2000頭、猫が約1万8600頭と、率にして33.2%が返還・譲渡されている。また、殺処分数は年々減少しており、平成16年度には約39万5000頭(犬15万6000、猫23万9000)だったのが、同26年度では約10万1000頭(同2万1000、同8万)となっている。

一方、大分県では、猫の譲渡件数は同24年度105頭から同26年度には143頭と若干増加、返還は2頭。犬は同22年度の447頭をピークに漸減し、同26年度は284頭。返還は254頭。殺処分では猫はここ数年横ばいで同年度2211頭、犬は減少傾向で同年度443頭。

ちなみに、犬の県内の捕獲、引き取り頭数は漸減傾向で同年度981頭、猫はここ数年2500頭前後で推移している。

同県では平成6年から県動物管理所で「子犬の譲渡会」を始めたほか、各幼稚園で「動物愛護なかよし教室」を、小学校で「動物ふれあい教室」や「命の授業」をすることで、子供たちに動物の大切な命について教えている。このように、命の大切さの啓蒙活動によって捨て犬、捨て猫を減らしていく取り組みも行っている。

さらに、平成26年9月、平和市民公園多目的広場(大分市)で行われた「親子ふれあい動物フェスタ」(大分市、大分県獣医師会共催)では約1万5000人が参加。そこでは、ねこの室内飼養・不妊去勢・マイクロチップの装着等の啓発パンフレットを配布。会場内のブースは動物愛護団体に提供され、それぞれ啓発活動を行った。

施設の設置といったハードの拡充だけでなく、教室やイベントを通してソフト面の取り組みも不幸な犬猫を減らすためには確かに重要と思われる。

全国的にこのような事例が増えて、犬猫たちの元気な姿、飼い主の笑顔が広がることを願うばかりである。

取材・文/羽石竜示

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