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保護猫と触れ合える「保護猫Café MOCA」で、野良猫たちの現状を考える

保護猫と触れ合える「保護猫Café MOCA」で、野良猫たちの現状を考える

福岡県古賀市。博多駅から車で30分ほどの場所にある「保護猫Café MOCA」。初めて訪れる人は「こんな狭い道にあるのかな?」と思うほど、くねくねした細い道を抜けた住宅街の一角にひっそりと佇むカフェだ。

素敵な笑顔で迎えてくれたオーナーの児島さん。この保護猫カフェを始めたキッカケを聞くと「家の庭に野良猫が子供を産み、その親と子供たちをどのようにすればよいか調べたことが始まりだった」と言う。それから、自宅の1階をカフェ兼猫ルームとして改築。児島さん自らサンルーフはDIYし、猫たちに心地よい空間を制作したとのこと。

猫カフェによっては子供が入室できないところも多いが、「子供たちにどのように動物と触れ合えばよいか教えられる場所として。保護猫たちの存在を知ってもらい、将来その子供たちが保護猫の飼い主となってもらえたらという気持ちで子供たちの入室も受け入れている」と言う。

今まで里親が決まった猫は283匹(2018年3月まで)。猫が欲しい人に欲しい猫を譲渡するのではなく、例えば、忙し家庭にはケアが必要になる子猫は譲らず成猫を紹介するなど、その飼い主と猫がどうすれば幸せに暮らせるか一緒に考えているとのこと。なので「欲しい!」と言われても、アンケートをとり、面談。家庭訪問して猫が暮らせるかどうか確認後、トライアル。トライアルで問題がなければ譲渡と、飼い主と猫の相性や一生飼い遂げられるか時間をかけて見極めていると言う。

猫ルームには、カフェをオープンするキッカケとなった庭で産まれた猫で、カフェの名前にもなっているMOCAちゃんをはじめ、18匹の猫が迎えてくれた。大きなキャットタワーやソファーにゴロゴロ寛いでいる猫たち。犬のように喜怒哀楽をあまり顔に出さないところが猫であり、それが魅力でもある。すべて保護された猫だというが、みんなあまり人間を怖がらない。中には、野良猫時代、去勢済みの証として耳をカットされた猫もいるが、みんなフレンドリーだ。

児島さんは「古賀地域猫の会」も立ち上げ、地域にいる野良猫の環境改善にも取り組んでいる。だが、活動当初、福岡県は殺処分される猫の数は多く、行政に相談しても相手にされなかったと言う。「地域猫の会は日本各地さまざまな場所で行われているが、行政と地域と手を組んでいかないと野良猫は減らせない。現在、古賀地域猫の会は行政と情報を共有し、補助金もでるようになった。まずは声をあげること。現状を多くの人に知ってもらうことが重要だ」と語ってくれた。

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