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2つの顔を持つ「ヤヌス猫」ってどんな猫?

2つの顔を持つ「ヤヌス猫」ってどんな猫?

「ヤヌス猫」とは、ひとつの体にふたつの顔を持ち合せた猫のことです。

人間でいう「結合性双生児」のような状態である「ヤヌス猫」は、「二顔体」や「顔面重複奇形」という病名で呼ばれることもありますが、病気が発症する詳しい原因はまだ解明されていません。

ヤヌス猫は生後数日で亡くなってしまったり、安楽死のために持ち込まれたりすることも多いものです。

母猫も、産まれてきた我が子がヤヌス猫だと分かると、生命力がないと判断して子育てを放棄してしまうことがあります。

しかし、すべてのヤヌス猫が短命だというわけではなく、ギネス記録によれば15歳まで生きたヤヌス猫もいるのです。

ギネス認定されたのは、アメリカのマサチューセッツ州に住んでいた「フランク&ルーイ」というオス猫。

フランク&ルーイは地元のブリーダーが安楽死希望として、タフツ大学獣医学部クリニックへ持ち込んだ猫でした。

しかし、当時クリニックでナースをしていたマーティーさんは「どうせなら家で看取ってあげようと」と思い、彼らを家に迎えたのだそう。

2匹分の名前を貰ったフランク&ルーイはマーティーさんの努力の甲斐もあり、15年という、一般的な猫の平均寿命を全うすることできたのです。

ヤヌス猫は日本であまり馴染みがないため、閲覧注意と記されてしまうこともあります。

しかし、持って生まれた障がいをきちんと理解することが大切なのは、猫相手でも人間相手でも同じなのではないでしょうか。

動物の先天的な障がいも個性だと認められるような世の中になれば、わが国でも動物愛護が進んでいくかもしれませんね。

文/古川 諭香

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