野良猫と中年男のやさしい距離感が話題!YouTuber「健啖隊」って?
釣った魚を目当てに寄ってきた一匹の野良猫と孤独な中年男性の釣り人が次第に深い絆で結ばれていく、そんな心温まるYouTube動画がある。今回はその気になる内容をここで紹介したい。
その中年男性は「健啖隊(けんたんたい)」と名乗る「食文化の探求」をテーマに活動するYouTuber。中でも、釣りと料理を合体させた動画「釣って食うシリーズ」が人気だ。これまで映像作家としてさまざまな映像関係の仕事をしていた氏は、ワールドワイドに自分の映像作品が世界中の不特定多数の視聴者に向けて無料で公開できるというYouTubeのメリットに惹かれ、動画投稿を始めたそうだ。
ある日、いつものように一人地元の川へぶらぶらと釣り動画を撮影するために行ってみると、岸辺に一匹の野良猫がちょこんと座っていた。猫好きだった氏は「今日は猫のために小魚を釣ってやろう」と決め、竿を出した。すると、ハヤ(ウグイ)がおもしろいようにつぎつぎと釣れる。その魚をちょっと離れた場所で様子をうかがっている野良猫に放り投げてみると、おいしそうにガツガツと食べるではないか!!
「この河原には毎年違う野良猫が現れるのですが、釣った魚をあげてもその猫ほど人に近づいてくる奴はいませんでした」と当時の運命的出会いを振り返る。その食べっぷりは凄まじく、20匹以上も平らげてしまった。こうしてその日からその猫は健啖隊のメンバーとなり、ニャゴラと命名。チアリーダーにも任命された(釣りの応援団)。
以来、氏が河原に来ると必ずニャゴラが現れる。魚が釣れるのを待っているのだ。ときには釣れるまでの間、猫缶を食べさせたりと、猫に餌をあげるために釣りに行くような日々が続いた。
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