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「何が?」「どこで?」猫もエピソード記憶を持っている?

猫にもエピソード記憶があるのか?

犬や猫と暮らす人なら、「うちのコはどのくらいのことを記憶しているのだろう? 昨日のことは覚えているのだろうか?」というようなことを1度や2度と言わず考えたことがあるのでは?

人間であっても大切なことが思い出せなかったり、どうでもいいようなことを何年も何十年も覚えていたり、はたまた事実とは違う思い込みをその引き出しにしまい込んでいたりと、記憶というのはなんとも不思議なものだ。

そんな記憶には、長い間維持されるものもあれば、短時間(瞬間的なものも含め)で消えてしまうものもあり、長期維持される記憶には、たとえば以下のようなものが含まれる。

◆ 「この前の旅行で見た風景は綺麗だったなぁ」と、「いつ」「どこで」「何をした、何が起こった」「その時どんな気持ちだった」というふうに、時にその時の匂いすら思い出せるような個の経験・体験に関係するもの[=エピソード記憶]。

◆私たちが日本語の意味がわかる、リンゴは熟すと赤くなるということを知っているように、知識の積み重ねに関係するもの。

◆レモンや梅干しを見ると反射的に唾液が出るというように、反復された経験(食べると酸っぱい)が、元々は関連性のなかった物事・刺激(レモン・梅干し)に対して、ある反応(唾液が出る)を起こさせるもの[=古典的条件付け]。

◆「ワンワン吠えると飼い主がかまってくれるので、何か要求がある時にはうるさく吠えるようになった」というように、ある経験を繰り返すことで反応が強まる、またはっ逆に弱まるもの。

◆子供の頃に覚えたお箸の持ち方や自転車の乗り方はずっと覚えている、というような習慣性があり、身についたもの。

おそらく記憶という言葉を聞いた時、多くの人がエピソード記憶をイメージするのではないだろうか。日本の京都大学を中心にした研究チームは、そのエピソード記憶にスポットをあてた実験を猫で行い、結果がBehavioural Processesに発表されている。

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