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猫の腎不全治療に光!腎不全が多い原因を東大の研究チームが解明

PETomorrow(ペットゥモロー)】

愛猫家としては大切な我がコにずっと健康で、少しでも長生きをして欲しいと願いたいところだろうが、気になるものの1つが腎臓系の病気。なぜか猫は腎機能に障害が起こることが多く、腎不全による死亡率も高いことが知られており、腎臓の病気で動物病院に通っている、オシッコの出が悪いので心配…というような声は巷でもよく耳にする。

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猫の腎不全にはAIMという血中タンパク質が大きく関与していた/©DM

猫の場合、5~6歳で尿路結石や腎炎などからくる急性腎障害になった後、思ったようには回復せず、慢性腎不全へと移行し、尿毒症を起こしたりして15歳くらいで亡くなるケースが多いという。

そもそも、なぜ猫には腎不全が多いのか?腎臓に障害が起こったとして、それが回復せずに最終的に死に至ってしまうことが多いのはなぜなのか?その謎を解明した研究結果が、10月12日付けのScientific Reportsオンライン版で公開された。

謎を解く鍵は、AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage/CD5Lとも呼ばれる)という血中タンパク質にあったのだ。

AIMの発見者でもある東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授とその研究グループは、AIMが直接的に腎臓へ作用することで急性腎障害が回復に向かうことを見出しており、すでにNature Medicine誌に発表されている。

このAIMには何の役目があるのか?というと、簡単に言えば「掃除&復旧係」といったところだろうか。急性腎障害が起こると尿の通り道である尿細管の中で死んだ細胞が脱落し、溜まってくるとやがて塊となって詰まってしまう。このような死細胞の塊を専門的にはデブリと言うそうだが、要するに細胞のゴミの山。これによってろ過の役目をもつ糸球体の機能をはじめ、腎臓の機能が低下してくるのである。

ということは、単純に考えればゴミの山を掃除してやればいいわけで、そのために、体の中にはその役目を担うものがちゃんと用意されているそうだ。それが、血中タンパク質であるAIM。

通常、AIMは血液中で免疫グロブリンであるIgM5量体とくっついて存在しているが、急性腎障害が起こった時には、「たいへんだ! 尿細管の中がゴミ屋敷になっているぞ!」とIgM5量体から離れ、尿中に移行して死細胞の塊に付着し、ゴミの山を掃除しはじめる。

もっと詳しく言うなら、急性腎障害が起こっている時に近位尿細管上皮細胞から発現するkidney injury molecule-1(KIM-1)という膜タンパク質を介して、AIMが付着した死細胞の塊は同上皮細胞に次々と取り込まれていく。これによって結果的に死細胞による詰まりが解消されるというわけだ。

このAIMは、猫はもちろん、ヒトにもマウスにもある。ところが、猫の場合は少々特異的なのである。宮崎教授らによる今回の新たな研究によれば、ヒトやマウスでは急性腎障害が起こった時にAIMがIgM5量体から離れて尿中に移行するものの、猫ではAIMが頑固に離れず、尿中に移行しないということが確認されたとのこと。その結合度はマウスと比較して約1000倍というから、それだけ離れにくいということなのだろう。

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