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【ペットのがん治療】動物はなぜ「がん」になるのか?

Dr.岡本のペットのがん治療最前線

-がんに対する基礎知識(3)-

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今回はがんに対する基礎知識(3)です。《前回の記事を見る》

なぜ人や動物はがんになるの?

この連載の第1回にも記載しましたが、がんは恐竜にもあったことがわかっています。では、何ががんを引き起こすのでしょうか?この結論がでたのは、20世紀です。20世紀のがん医学の最大の進歩は、「がんは細胞内遺伝子の変化(変異)から生じるという事実」です。まだ100年足らずの歴史だと言うことですね。

過去に多くの研究者ががんの発生について研究してきました。その中で、日本人の活躍はがん発生解明に大きく貢献してきました。がんを人工的に発生させた最初の研究者が、東京大学教授の山極三郎です。かれは1915年、助手の市川厚一と毎日数羽のウサギの耳にコールタールを塗り続けました。150日から300日後、ウサギの耳に皮膚がんが発生しました。後にがんを引き起こしたのはコールタール中の「ベンツピレン」という化学物質であることがわかりました(図1)。

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図1.化学物質による発がん

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