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ずっと元気でおいしく食べるために【犬猫家族 特別編】

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石黒由紀子の犬猫家族

~豆柴センパイと捨て猫コウハイと一緒に~ 特別編vol.3

センパイが子犬だった頃。近所にお散歩デビューしたとき、町内の長老犬は21歳になるヨークシャーテリアでした。歩みは早くはないものの、しっかりとした歩き方。神社の境内で草の匂いを嗅いだり、ときにはおしっこをしたり。自分の脚で大地を踏みしめ、歩くことをゆっくりと愉しんでいた姿を今でもよく覚えています。

「夕方になるとソワソワしだして、外に出たがるんですよ。トイレも外でするのが気持ちがいいみたいで……。ほとんど抱きかかえているので、自分で歩くのはほんの5分くらいなんですけどね。とりあえず、それで満足するようなんですよ」、飼い主は初老の紳士。犬と暮らしはじめて、まだ間もない私にもいろいろなアドバイスをしてくださいました。

「愛犬を長生きさせる秘訣は、脚と口内環境。つまりは、子犬の頃からよく散歩をして脚を鍛えておくこと。歯みがきの習慣をつけること。子犬のうちからやっておけば大丈夫だから。あとは、日頃の様子をよく観察しておけば、何か変化が起こればすぐ気づくはずですからね。うちの犬もまさか20歳を越えるとは思っていなかったけど、大きな病気もなく、今のところ年齢相応の健康状態ですよ」

そんなお話を伺ったのは、センパイがまだ1歳になる前。「この先、20年以上もセンパイと暮らせたら最高だなー」なんて、夢見るように思ったものでした。

その後、しばらくすると長老犬と紳士を見かけなくなり、やがて、その家は建て替えられて。「愛犬を亡くされた後、ご一家で引っ越した」と、近所の犬友だちから聞きました。

そんなことがあり、私はセンパイの口内環境を整えることにとても興味を持っていました。なにせ21歳のご長寿犬の飼い主さんからのアドバイスですから、信憑性があるというか説得力があるというか……。それに、人もそうですが、犬も猫も「食べることが生きる基本」と考えているので、元気においしく食べ続けることが、ペットにとっても健康を保つ重要なことだと感じていたからです。

センパイには子犬の頃から布で歯を磨く習慣を。成長してからは子ども用の歯ブラシを用意しました。磨かせてくれるようになるまで時間はかかりましたが、歯ブラシを口の中に入れて磨くマネのようなことをして、「歯ブラシも怖くない」ということを覚えてもらいました。

歯みがきガムを噛ませていたこともありました。ミルク味で気に入っていましたが、なかなか根気が続かず、途中で飽きてしまうこともしばしば……。4歳をすぎた頃からは歯石もなんとなく目立つようになってきたので、歯みがきにも真剣に向き合いました。

はじめはいやいやと逃げてばかりいたセンパイでした。思えば、私も未熟で歯みがきが上手くできていなかったのかもしれません。センパイとしても痛かったりしたのかも(今さらですが、心の中で謝り続ける私……)。そこで、プロが教えてくれる「犬の歯みがき教室」を受講したり、無麻酔で歯石を取ってくれる先生を受診したことも。

レバーの味がする犬用歯みがき粉を使ってみたり、歯みがきのあとにはおやつを奮発したり、なだめすかしながらの歯みがきの日々です。とはいえ、なかなか毎日はできずに、今も1週間に2~3回のペースです。

猫の歯みがきは犬よりも大変そうですが、我が家の場合、コウハイがきたときには、すでにセンパイに歯みがきの習慣があったので、横目で眺めていたようです。「ボクもやられちゃうのよね、やっぱり……」としぶしぶ歯みがきに応じてくれます。あとは噛みごたえのあるおもちゃで遊んだり。口の周りを触ったり、口の中に指を入れても嫌がらないようにしつけをしました。コウハイもお口のケアは週に2~3回。

ときどき「犬の虫歯を治療するために麻酔をした」という話を聞きます。動物の虫歯治療は人間のそれよりはるかに大変なことなのですよね。動物自身の心身の負担、そして飼い主のお財布への影響も大きくて……。麻酔となると、高齢犬にとっては命にかかわることもあります。

犬や猫の歯はほとんどは薄く尖った形をしているので、虫歯菌がたまりにくいそうですが、気をつけなくてはならないのは歯周病。歯周病も進行すると、歯がぐらついてきて、痛み出すこともあるそうです。そうすると食べたくても食べられない、食べる意欲が湧かない → 気力体力の低下……、ということに。

そうなる前に、やっぱり日頃から口臭を気にかけながら歯みがきをして、予防することが大切なんだと実感します。

センパイもコウハイも基本の食事は1日2回。ドライのドッグフード、キャットフードです。2匹とも食事を摂るときが1日の中で最高のハッピータイムですが、与えるとすぐに食いつき、カリカリカリ、カリカリ……と、とてもよい音をさせて食べてくれます。これも歯が丈夫だからこそですが、2匹の“健康の証”のようにも感じられ、私はその音を聞くことが楽しみです。

何歳になっても自分でしっかり噛んで食事ができることは幸せです。それは、人間だけでなく、犬や猫にとってもそうですね。おいしく味わい、食べたことを実感することで生きる元気が湧いてくるのではないでしょうか。

(Text&Photo :  Yukiko Ishiguro)

石黒由紀子(いしぐろ・ゆきこ)

エッセイスト。栃木県生まれ。日々の中にある小さなしあわせを綴るほか、女性誌や愛犬誌、webに犬と猫との暮らし、グッズや本のリコメンドを執筆。著書に『GOOD DOG BOOK~ゆるゆる犬暮らし~』(文藝春秋)、『なにせ好きなものですから』(学研)、『さんぽ、しあわせ』(マイナビ)など。『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』『犬猫姉弟センパイとコウハイ』『しあわせ4コマ豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(ともに幻冬舎)は、幅広い支持を受けロングテールで人気。近著は『猫は、うれしかったことしか覚えていない』(幻冬舎)

◆石黒由紀子HP
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