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【ペットのがん治療】最先端がん治療「オンコサーミア」って知ってる?

Dr.岡本のペットのがん治療最前線

-最先端がん治療(2)-

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今回は最先端がん治療としてラジオ波誘導温熱療法(オンコサーミア)を紹介します。《前回の記事を見る》

オンコサーミアとは、ラジオ波(電磁波)を利用した温熱療法です。がん組織は、ある周波数(13.56MHz)のラジオ波が流れやすい性質を持っています。がん組織に多くのラジオ波が流れることによって、そこに熱が発生します。その特性を利用してがん組織だけを加熱するのがオンコサーミアです(図1、2)。

この理論をもとに、ハンガリーのサース先生ががん治療器を開発されました。現在この治療器は世界20か国以上に販売されており、ヒトのがん治療に利用されています。国内でも千葉大、富山大に導入されています。オンコサーミアの特徴は、体の深部のがんに対しても適用できる点です。

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図1.オンコサーミアの模式図。

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図2. オンコサーミアの細胞レベルでの模式図。

鳥取大学農学部附属動物医療センターでは、世界に先駆けて2013年よりオンコサーミアの国内製造販売権を有している立山マシンと共同で動物用オンコサーミアの開発を開始してきました。これまでに実験動物を用いたデータを基礎に、実際の犬猫の自然発症症例に対して本治療法を実施しています。その治療法および症例を紹介します。

オンコサーミアを用いたがん治療のプロトコール

本治療は、1クールを2週間とし、週3回で計6回行います。1回の治療時間は30分です。通常、鎮静剤を動物に投与して治療を行います。おとなしい動物であれば、鎮静剤も必要ありません。1クール終了後は、週1回から月1回までの範囲で徐々に治療間隔を延長していきます。本治療法は、放射線治療と違って治療回数に制限はありません。

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