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犬に多い病気・子宮蓄膿症が疑われる4つの注意ポイント【Dr.古江のお悩み相談室】

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皆さんが初めてワンコを連れて動物病院を受診する時は、診察する前にカルテを作成しますよね。そのカルテを作成する時に必要な情報として、ワンコの年齢や性別を確認しますよね。その性別確認の中で、人の病院にはなくて、動物にだけある確認項目がありますが、なんだか分かりますか?

それは・・・去勢手術や不妊手術の実施の有無です。

男の子のワンコならば、精巣の摘出、女の子のワンコならば卵巣(+子宮)の摘出になりますが、これらの手術をしているかどうかを確認するのです。

なぜ、そのような手術の有無を確認するのかというと、不妊手術をしていることで、完全に予防できる病気があるため、あらかじめそれを把握しておくことで、病気の鑑別(絞り込みですね)をしやすくするのです。

今日は、女の子のワンコに特有の病気、そして不妊手術をすると確実に予防できる子宮蓄膿症について説明したいと思います。

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子宮蓄膿症とは、その名の通り、「子宮の内部に膿が溜まる病気」です。

「子宮に膿が溜まる??そんなことがあるのかしら?」そんな風に思う飼い主さんもいるかと思いますが、中齢〜高齢の不妊手術をしていないワンコにはけっこう頻繁に見られる病気なんです。

犬に多い病気のひとつ子宮蓄膿症

どうしてワンコは子宮蓄膿症が多いのか?それは、ワンコの生理的な特徴が関係しています。ワンコは排卵後、妊娠をしている、していないに関わらず約2ヶ月間黄体ホルモンが分泌され続けます。この黄体ホルモンは簡単に言うと、精子や胎児が生存できる環境を作るホルモンです。

普段の子宮内は精子や雑菌が侵入してもそれが生存できない過酷な環境にあります。でも妊娠を成立させるためには、精子に生きていてもらわないといけないので過酷な環境のままでは困りますよね。そこで黄体ホルモンが頑張って、生存に適した優しい子宮環境を作る様に子宮に働きかけるんです。ですが、ここで問題なのは、精子や胎児の発育に適した環境というのは、雑菌も繁殖しやすい環境だということなんです。

普段の子宮内は雑菌のいない無菌的な環境であったものが、黄体ホルモンが分泌される間は、雑菌が侵入すると、そのまま繁殖しやすくなってしまっているのです。そのままどんどん繁殖してしまうと子宮の中に膿が溜まっていって・・・これが子宮蓄膿症がおこるメカニズムとなります。

いま このコラムを読まれている飼い主さんの中には「排卵後2ヶ月?黄体ホルモン??」と聞き慣れない言葉に頭の中に「?」が一杯になっているかもしれませんね。という訳で、ややこしい話はここまでにして、飼い主さんにも分かりやすい、子宮蓄膿症の注意ポイントをお伝えしましょう。

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