TOP>連載 > ミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリアに多い病気とは?【Dr.古江のお悩み相談室】
  • 連載

ミニチュアシュナウザー、ヨークシャーテリアに多い病気とは?【Dr.古江のお悩み相談室】

petomorrow連載イラスト12 (1)

皆さんは急性膵炎という病気を知っていますか?

その名の通り、膵臓と呼ばれる臓器が炎症を起こす疾患なのですが、激しい嘔吐や下痢、腹痛が主な症状です。中高齢の雌に多く、犬ではミニチュアシュナウザーやヨークシャーテリアに多いと言われています。最近では飼育頭数が多い事も一つの原因だとは思いますが、プードルでもよく見られる病気の一つです。肥満や高脂血症がある子はなりやすいと言われている病気です。

膵臓は食事の刺激を受けると消化酵素を十二指腸に分泌したり、インスリンなどの重要なホルモンを分泌している重要な臓器なのですが、この消化酵素が膵炎の時には大変な炎症を引き起こす元になります。正常な膵臓の中では消化酵素は不活性状態になっており、十二指腸内に分泌されて初めて消化酵素として働ける状態になります。

ところがこのシステムが乱れてしまうと、膵臓の中にある消化酵素が活性化されてしまい、炎症を引き起こします。ひどい時は「自己消化」といって膵臓そのものが消化されはじめてしまう事もあるんですよ。膵液が周りに漏れだしてしまうと、腹膜炎を起こしたり、多臓器不全を引き起こす事もあります。

ただし膵炎といっても、症状の激しさは様々です。軽度の膵炎の場合は、飼い主さんも気づかなかったり、気づいたとしても「何となく元気がないなぁ」程度で、「もし続くなら動物病院に行こうかな」と思ってるうちに自然に治癒するケースもあります。

重度の膵炎の場合は、ものすごい痛みと激しい嘔吐が続き、多臓器不全を起こして緊急事態に陥るケースもあるので油断のできない病気なのです。たまに飼い主さん自身が膵炎の経験者だったりしますが、みなさん必ず「痛かった」と言われるので、ワンコも相当痛い思いをしているのだと思います。

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • 連載

ケージの中だけで暮らしていたサルーキ【保護犬と暮らす】 (12.18)

  • 連載

まうじろうおじさんと散歩。【まう助日記】 (12.18)

  • 連載

【ペットのがん治療】超音波を使ったがん治療「高強度収束超音波治療」とは? (12.17)

  • 連載

トイプードルは毛の色で性格が違う…? (12.16)

  • 連載

猫の睡眠事情【犬猫家族】 (12.16)

  • 連載

【ペットのがん治療】凍らせて壊死させるがんの治療法・凍結療法について (12.16)

  • 連載

【ペットのがん治療】熱でがんが消滅!?古代ギリシア時代でも用いられていた温熱療法について (12.15)

  • 連載

産まれた赤ちゃんと引き換えによそへ出された甘えん坊の小さな犬【保護犬と暮らす】 (12.15)

もっと見る

注目のグッズ

ウイスキー評論家・山岡秀雄氏監修!キュートな猫ラベルの数量限定シングルモルト登場

避難時のペット運搬に!『避難ジャケット ベーシック(付属品9点セット)』

猫のモフモフリラックスタイム♪ 寝心地抜群の「ドラえもん フェイスベッド」

人気ブランド「PORTER」とコラボしたここでしか買えない限定お散歩トート

寒い季節にピッタリ♪ わんこ用『ドラえもん ちゃんちゃんこ』

にゃにゃっ?予測不能な動き「カオス理論」を応用したハイテク猫じゃらし

押忍!ドラえもんの「わんこ用柔道着」が登場(笑)

車の乗り降りの負担を軽減!コンパクトに収納できるペットスロープ

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る