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なんでコーギーだったんですか?【柴門ふみの50過ぎて犬を飼う】

柴門ふみの50過ぎて犬を飼う(15)

なんでコーギーだったんですか?

「なんでコーギーだったんですか?」

リンコを飼い始めた頃、人からよくそう聞かれた。

50過ぎて犬を飼おうと決めた時、大型犬は私には無理だと、早々に諦めた。

次に、小さすぎる犬だと夜遅く帰宅した時などに暗闇の中で踏ん付けそうである。ソファで寝っ転がった瞬間に巻き込んで押し潰すかも。そう考えると、小型犬もNGとなってしまった。

すると、残りは中型犬である。

中型犬を室内で飼いたい。この希望を数名の愛犬家に相談したところ、

「トイプードルがいいわよ。賢いし毛も抜けないし、初心者には向いている」

何人かが教えてくれた。

私の同年代の友人も、トイプードルを飼っている人間が圧倒的に多い。

確かに、トイプーは可愛い。モコモコの毛にボタンのような黒い瞳。しかし可愛すぎて、私にはぬいぐるみに見えてしまうのだ。

「もっと、犬らしい犬が欲しいなあ」

私は考えた。

私がイメージする犬らしい犬とは、ディズニーのクラシックアニメに出るような犬であった。

と思っていたのだが、プルートもグーフィも大型犬だし、「百一匹わんちゃん」はダルメシアン。「わんわん物語」も、中型というよりは大型だ。おかしい。もう一度よく検証してみた。すると、「百一匹わんちゃん」に登場する99匹の仔犬が、私がイメージする<犬らしい犬>であることに気づいた。

目がクリッとしていて、毛がフッサフッサでもクルクルでもなく、鼻ぺちゃではない(つまりパグ、ブル系ではない)愛嬌のある可愛いそれほど大きくない犬。それが、私の理想のワンちゃんだったのだ。

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