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足を上げておしっこする理由って?覚えておきたい犬の生態【わんこの処方箋】

あいさつ

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オオカミは順位制のしっかりした社会を作って生活しています。ですから、あいさつ一つとっても、上の者と下の者では行動が全く違ってきます。上の者は、行動も堂々としていて、あいさつする時も、下の者の上にのしかかったり、馬乗りになったりするのです。尻尾を見てみても、やはり堂々と高く上げ、肛門をあらわにしています。

ワンちゃんの肛門の脇には肛門腺と呼ばれるくさい匂いを出す腺があり、その匂いで、性別や年齢、力の強さが、ある程度分かるらしいのです。初対面で力関係のはっきりしない犬同士が、まずお尻の匂いを嗅ぎ合うのはこのためなのです。その場所を隠さないということは、かなりの自信のあることがうかがえます。

人間でも、あごを突き出して、顔を上に向けて、チンタラ歩く人っていますよね。それとは逆に、力の弱い下の者は、上の者の足元にゴロッと転がり、仰向けになり、極端な場合にはおしっこをもらしてしまいます。尻尾も後ろ足の間にまるめて入れてしまうのは肛門腺を隠すためと思われています。のび太くんがジャイアンの前で下を向いてしまうのと同じなんです。さすがののび太くんもおもらしはしないけどネ。

おしっこやウンチのしかた

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オオカミに限らず、キツネなどの大抵のイヌ科動物は、ほかのものの接近を許さない「縄張り」と、獲物を捕るための広い「行動圏」を作り、定期的にそこをパトロールしています。その場所を作るための目印が、何を隠そうおしっこです。肛門腺と同様おしっこも、おのおのの特徴をよく反映しているのです。

例えばオス犬なら、足を上げておしっこをしますが、大きい犬ならおしっこが当たる場所が高くなります。それで身体の大きさを誇示することができるのです。これが、ワンちゃんが足を上げておしっこをする理由と考えられています。だから、縄張り意識の弱い最近の犬や、子供の犬、あとメス犬などは、腰を落として、地面にします。

散歩している時に、電柱などにかかっているほかの犬のおしっこの匂いを嗅いで、その後に自分のおしっこをかけて自分の匂いを残します。また、ウンチをした後に、その近くをひっかくのも、匂いだけでなく視覚的な目印をつけるため、もしくは、足の裏に集中している汗腺から出る汗で匂い付けするためと考えられています。

偽妊娠

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聞き慣れない言葉でしょうが、オオカミとワンちゃんとを結び付ける、強力な特徴でもあります。時々、ワンちゃんの生理(発情出血)が終わった後も、乳腺が発達し、おっぱいが張っているメスのワンちゃんを見かけることがあるのですが、それは何も、オーナーに隠れて愛を育み、妊娠してしまった訳ではありません(もちろん、完全には否定できませんが)。

これは偽妊娠と呼ばれるもので、オオカミの群れでは普通に見られることなのです。群れの中で子供が生まれた場合、お母さんが子育てしきれない時のために、ほかの妊娠していないメスもお乳が出るように、妊娠していなくても子育てできるように、身体が変化する場合があるのです。これは正常な変化であり、ワンちゃんで見られた時も、自然に収まっていきます(よく想像妊娠とか言っちゃう先生もいるけどこれは大きな間違いです!)。

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