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生後三か月のリンコ【柴門ふみの50過ぎて犬を飼う】

柴門ふみの50過ぎて犬を飼う(3)

生後三か月のリンコ

犬を飼うにあたって、我が家では家族会議が開かれた。

まず、犬を外で飼うか室内で飼うかが、議題となった。

「そんなの外に決まっているだろう。庭に放しておけばいい。そしたら、散歩の手間も省けるし」

夫が主張した。しかし、

「犬は、家族です。家族を庭に放置していいのですか?」

という私の意見を押し通し、リンコの室内犬としての教育が始まったのである。

とは言ったものの、私が室内で犬を飼うのは、生まれて初めてのことなのである。

初めてリンコを我が家に迎えた日、私もリンコも緊張でコチコチだった。サークルとトイレトレイ、水飲みは取りあえずそろえたものの、慌て過ぎてトイレシートの裏表を逆に敷いてしまった。おかげで犬の足元はびしょびしょになってしまった。

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「ひとりにしておくと寂しいのかな?」

「暗いと怖がる?」

「寒いと風邪をひくかもしれない」

そこで私は電気がコウコウと輝く部屋に暖房を強めに入れ、寂しがらないようにテレビをつけっぱなしにしたのである。

サークルの中を覗くと、生後三か月のリンコは、わけがわからない様子でワンともキュンとも言わずに、小刻みに震えながらうずくまっている。

「先祖の暮らすイングランドから遠く離れた日本で、しかも親兄弟とも別れ、ひとりぼっちの可愛そうな子、・・・」

そう考え始めると、胸が引き裂かれそうになった。

たったひとりでリンコを躾けるのは無理だと思い、私は友人に頼んでドッグトレーナーを紹介してもらった。リンコが家に来て三日後にさっそくトレーナーのNさんがやって来た。

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