子猫がホームスティにやってきた(センパイ編)【犬猫家族】
石黒由紀子の犬猫家族
~豆柴センパイと捨て猫コウハイと一緒に~ vol.17
豆柴のセンパイとまったり暮らしていた石黒家に、ある日捨て猫がやってきた! 犬と猫、仲よくなれるの? 不安いっぱいでスタートした夫婦+ワン!+ニャン!の日常は喜びと感動と、あきらめと……。犬と猫と暮らして見えてきたこと、使って気に入ってるグッズやおすすめのフード、趣味の動物愛護のことなど、ペットにまつわるあれこれを若干ゆるめに綴ります。
子猫がホームスティにやってきた(センパイ編)
今回のたいちゃんのホームスティ、我が家でたいちゃんを預かることになったとき「センパイが喜ぶだろうなぁ」と思いました。センパイはテレビから子猫の鳴き声が聞こえてくると家中を探しまわるほど子猫好きなのです。友人が子猫を連れて遊びに来ると、子猫に危ないことがないよう見守ったり、なかなかいい猫守りぶりを発揮するので、今回も大活躍するにちがいない、と。
たいちゃんがやって来たときは「なにごと! え! 子猫?」と張り切ったものの、センパイは、あっさりと教育係をコウハイに任せました。11歳になったセンパイは「子猫を育てるのなんて疲れちゃうわ」とでも思ったのでしょうか。最初は少し世話を焼いたものの、すぐに「あとは若いもの同士でうまくやってね」と、ご隠居さんを決め込み隣の部屋に行ってしまったのです。静かに過ごしたのかな?
でも実は、たいちゃんがセンパイを少し怖がっていました「なんだか大きいし、猫に似ているけれど猫ではないようだし……」。もしかしたら、そんな気持ちを察してのことだったのかもしれません。
好奇心旺盛で勇敢(向こう見ず?)なたいちゃんは、こわごわと後ろからセンパイに近づくのですが、気配を感じてセンパイが振り向くと、怖さのあまり思わす「シャーーー!」と威嚇。そして逃げていくのです。そのたびにセンパイは「え~? なんで~?」と悲しい気持ちになってしまうようで、そのうちに、ますますたいちゃんと距離を置くようになっていきました。センパイは鈍感ですが、繊細。というか、打たれ弱いのです。
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