TOP>連載 > 味が濃い人間のご飯は与えないで!【わんこの処方箋】
  • 連載

味が濃い人間のご飯は与えないで!【わんこの処方箋】

PETomorrow(ペットゥモロー)】

Dr.林のわんこの処方箋

ご飯はどうしますか?

ac2b8b8a3718ad916982510f887ce408_s

犬に人間の食べ物を与えてはいけないことなど常識!と思っているのですがそうでない方もチラホラ。今回は犬の食事についてのお話です。なぜ犬に人間の食べ物を与えてはいけないのか?それは、簡単に言うとメチャクチャ味が濃いからなんです。

糖分も高いし、塩分も高いし、良いとこなしです。確かに人間のごはんをワンちゃんは喜んで食べます。基本的にワンちゃんは、甘味(糖分。エネルギーの元。)や塩味(ミネラル。生きていく上で必要。)を好み、酸味(腐敗しているもの)や苦味(毒物)を避ける習性があります。これは野生の頃から脈々と受け継がれてきた、生きるための術なのです。

だから、甘味や塩味の濃いものは、ワンちゃんも好きですが、人間の食べ物はそれがかなり多く含まれているのです。ワンちゃんのフードを食べたことのある人(?)なら分かると思いますが、味はほぼありません。ワンちゃんが人間の食べ物を食べたら、美味しいので食い付きは良いが、糖分が高いから肥満になるし、塩分が高いからそのうち心臓や腎臓を痛めることになりかねない。

何気なく余り物のお米やパンをあげている飼い主様もいると思いますが、米は糖分が高いし、パンは糖分・塩分共に高いので、与えないに越したことはないでしょう。昔はそれでじゅうぶん長生きした!という飼い主様もいると思いますが、この食事では確かに10年程度は生きられます。でも今は20年が寿命ですからね。

また、タマネギ中毒は結構知られていることなので、酢豚みたいに、あからさまにタマネギな料理を食べさせる飼い主様は少ないと思うが、ハンバーグなど、パッと見、タマネギっぽくないものは、何の気なしに食べさせてしまっている可能性があるので注意したいところです(このへんの話は拙書:「愛犬を長生きさせる食事」を参照ください)

フードを変える時の注意点

d5883ee1491f3dd05851cb077cb0fc52_s

では、家に迎え入れたワンちゃんの食餌管理についてお話ししましょう。ワンちゃんの生活環境が変化すると、それだけでストレスを感じ、下痢を起こしやすい状況になります。それに加えて、食事まで今までのものから急に変わったら、さらに下痢を起こす可能性が高くなります。

このように、普通食の中でも種類を変更する時や、普通食から療法食に変更する時などは、一気に変えてはいけない、というのが基本です。ワンちゃんのお腹の中の細菌のバランスは、常に一定に保たれていて、現在与えているフードを消化・吸収するのに最適な状態に整えられています。そこにいきなり違うフードが入ってくると、「なんだ、なんだ、このフードは?見たことないぞ。どーやって消化するんだぁ?」と腸内細菌たちがパニックになって、結局、これらがうまく分解できず、下痢を起こしてしまうのです。

だから、ワンちゃんを迎え入れる時は、食事は元の場所で与えていた内容をあらかじめ聞いてきておいて、はじめはその通りにして与え、少しずつ自分の家庭のやり方に変えていくのが良いでしょう。普通食から療法食に変える時も同じです。初めは、普通食に何粒か療法食を入れる程度にし、ウンチの状態を見ながら、少しずつ療法食の割合を増やしていき、一週間くらいかけて、完全に療法食にすればよいのです。

また、 「ペット・ショップで勧められたから」、「ブリーダーさんの所で与えていたフードだから」ということで、それをずーっと与える飼い主様がいらっしゃいますが、これも間違いのことが多い。ワンちゃんのフードは、年齢によっても、体格(太ってるか、痩せてるか)によっても異なるし、同じような内容でも、嗜好性(おいしさ)重視か、栄養バランス重視かで、かなり内容も、価格も違ってくるのです。

その辺りは、お財布やワンちゃんと相談してから決めましょう。重要なのは、他者から勧められたものが必ずしもベストではないので、自分で勉強して、さらに専門家の意見も参考にして自分のうちのワンちゃんに合ったものを選ぶ、ということでしょう。

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • 連載

【ペットのがん治療】超音波を使ったがん治療「高強度収束超音波治療」とは? (12.17)

  • 連載

トイプードルは毛の色で性格が違う…? (12.16)

  • 連載

猫の睡眠事情【犬猫家族】 (12.16)

  • 連載

【ペットのがん治療】凍らせて壊死させるがんの治療法・凍結療法について (12.16)

  • 連載

【ペットのがん治療】熱でがんが消滅!?古代ギリシア時代でも用いられていた温熱療法について (12.15)

  • 連載

産まれた赤ちゃんと引き換えによそへ出された甘えん坊の小さな犬【保護犬と暮らす】 (12.15)

  • 連載

【ペットのがん治療】将来に期待されるがんの治療法「実験的治療」とは? (12.14)

  • 連載

嫌いな場所。【まう助日記】 (12.14)

もっと見る

注目のグッズ

避難時のペット運搬に!『避難ジャケット ベーシック(付属品9点セット)』

猫のモフモフリラックスタイム♪ 寝心地抜群の「ドラえもん フェイスベッド」

人気ブランド「PORTER」とコラボしたここでしか買えない限定お散歩トート

寒い季節にピッタリ♪ わんこ用『ドラえもん ちゃんちゃんこ』

にゃにゃっ?予測不能な動き「カオス理論」を応用したハイテク猫じゃらし

押忍!ドラえもんの「わんこ用柔道着」が登場(笑)

車の乗り降りの負担を軽減!コンパクトに収納できるペットスロープ

空気層96%のケアマット!驚くほど快適だからわんこもぐっすり

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る