同伴避難を考える その1【犬猫家族】
石黒由紀子の犬猫家族
~豆柴センパイと捨て猫コウハイと一緒に~ vol.10
豆柴のセンパイとまったり暮らしていた石黒家に、ある日捨て猫がやってきた! 犬と猫、仲よくなれるの? 不安いっぱいでスタートした夫婦+ワン!+ニャン!の日常は喜びと感動と、あきらめと……。犬と猫と暮らして見えてきたこと、使って気に入ってるグッズやおすすめのフード、趣味の動物愛護のことなど、ペットにまつわるあれこれを若干ゆるめに綴ります。
同伴避難を考える その1
先日、ほんのわずかな時間でしたが熊本県にボランティアに行ってきました。旅のよろこび社という旅行会社がコーディネイトしたボランティアツアーに参加し、くまもと友救の会の活動をお手伝いしたのです。私は、全国から集まっている救援物資の中から被災者のみなさんが欲しいものを手にできるよう、そのアテンドをしました。
救援物資が集まるテントには、犬を連れた被災者さんも。「震災後も一緒に暮らせてよかったねー」と喜びあいました。「迷子にだけはしないように、必死でリードを放さずにいました」とおっしゃってましたが、犬がいるため、避難所にはあまり留まらず、おもにクルマの中で暮らしていたそうです。同伴避難はまだまだ少なく、飼い主としても周囲が気になり、気が休まらなかったとのこと。
また、避難所にも寄ることができたので、被災者の方々の暮らしを肌で感じることができました。そして「もし、私が住んでいる地域に震災が起きたら……」ということを、実感を持って想像し、考える機会となりました。
私が見学した避難所では、ペット用のスペースができていました。ペットたちはケージに入れられていましたが、屋根のついたドッグランもあります。清潔に保たれ、トイブードルが飼い主さんと楽しそうに走って遊んでいました。ドッグフードやトイレシートなど、ペット用品も全国から集まり、今のところ物資は足りているようです。人も犬も猫も(そのほかのペットも)、できれば同じスペースで暮らしたいと思いますが、避難所の生活スペースを見ると「それは難しそうだなぁ」というのが私の印象です。また、アレルギーなど持病を持つペットの場合、体質に合わせたフードを救援物資に期待できないとも思いました。
なので、特別な療養食などを食べているペットには、いつも食べているものをある程度常備し、避難用の荷物の中に入れておくといいですね。
また、地震があった直後は、ペット同伴での避難の場合、体育館の中などには入れず、外の、テントが張られている所が同伴避難者のスペースとなったとそうです。そんなとき、つい興奮して吠える犬……。避難所あるあるですが、このようなとき、スペースにいる全員がスムーズに過ごすために、日頃からしつけておきたいことをまとめてみました。
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