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【ニャン生いろいろ田代島】猫太郎の子孫たち。

シリーズ化された名前。

はま屋さんが面倒を見ている猫は現在22匹。はじめはキジ白と長毛の黒猫からのスタートだったので、トラ系をトライチ、トラジ、トラゾウ、黒系をクロイチ、クロジ、クロゾウと1〜10まで付ける予定だったが、そのうち、ハチワレが出てきたり、ロシアン系のグレーが出てきたりとその夢はすぐに崩れ去ったそうだ。

濱さんご夫婦の名前の付け方はとてもユニーク。ゴルフにはまっていた時にはターガーにウッズ、サクラだったり、ハチワレ増えれば、基本の「ハチ」からキューと上がってみたり。

また、仁斗田港から移住してきた長毛黒の集団には、シッポが長い「ちょーさん」、シッポが半分の「はんちゃん」、「ちんさん」と「ちろり」をセットにすれば、もうお気づきだろう「賭博」シリーズだ。これにはさすがに腹を抱えて大笑い。そんな中、ネタが尽きたのか、高級外車シリーズ「ビーエム」と「ベンツ」も登場。

濱さんにこんな話を聞いていると、ご本人も当然ながら途中でワケがわからなくなる。そして、その都度呼ばれるアイ子さん。何年何月に誰が誰から生まれたのかしっかり把握している。

そしてわかりやすいようにアイ子さんが家系図を書きながら教えてくれた。さすがです。アイ子さんは「点呼表」なるものを作り食事の出欠確認などもしているそうだ。

群れない猫トラジ。

ビーエムの他にもうひとりお気に入りの猫がいる。彼の名前は「トラジ」。決して群れることなく「自分は特別」的なオーラを出している猫。

このトラジの顔、見覚えはないだろうか。2016年3月になくなった田代島の人気猫「猫太郎」の実子だ。

震災前は、たまに仁斗田港側から大泊港側へ遠征をしてくる猫はいたものの、住み着いている猫はいなかったという。そして震災後、食を求めてやってきたのが猫太郎♂と黒の長毛のワグ♀、そしてケンイチ♂の3匹。

猫太郎とワグはとても仲が良く、何度も子供をもうけたという。仁斗田港にいたときはテトラポットを住処とし、子育てをしていたので、海がしける度に子供たちは流され、育った子供は少ないと言われている。

震災で積み上げられた瓦礫の中でワグは出産し、そのとき産まれたのが、トライチ、トラジ、トラゾー、クロイチ、クロジの5匹。子供たちは避難所に連れて行かれ育てられた。そして避難生活が終わると、濱さんが引き受け、大泊で暮らすことになる。

トラジは誰かに似ているとずっと思っていたけれど、やっと謎が解けた。「猫太郎」の子と言われれば納得だ。

実は僕が田代島へ行くきっかけとなったのが猫太郎。彼に会いたくて渡航したのだが、ちょうど島へ渡ったその日に猫太郎が亡くなったことを聞かされた。猫太郎と会えずとも、こうしてその血を引くトラジと会えたのは運命をも感じる。

そして猫太郎を葬ってくれたのは濱さん。これもまた導き。

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