猫も「おすわり」する?犬猫で違うしつけ方
猫も「おすわり」する? 犬猫で違うしつけ方
世の中には、犬のようにおすわりやお手をする猫ちゃんがいます。中には呼び鈴を器用にチーンと鳴らして、「オヤツちょうだい!」と要求する猫ちゃんまで。一般的には「猫に芸を教えるのは難しい」と言われていますが、根気よく教えればできないこともないようです。
もしあなたの愛猫がちょっと食いしん坊なら、芸を覚えてくれる可能性が高いかもしれません。もともと群れで集団生活をしてきた社会性のある犬とは違って、猫はリーダーを必要としない単独行動派。そのため、ご主人様がほめるだけではあまり喜ばず、たいしたご褒美にならないのだとか。犬の場合は「えらいね!」と撫でてあげるだけで、しっぽをふりふり大喜びでおすわりを覚えますが、猫はそう簡単ではありません。
猫におすわりを覚えさせたいなら、まずは猫の空腹時をねらっておいしいオヤツを用意しましょう。そして、何か合図を決めます。たとえば「おすわり」の掛け声をかけたり、音の出るしつけ用のクリッカーを使ったりすると良いそう。同時にオヤツを鼻先へ持っていき、のけぞって思わず座ったところで食べさせてあげます。これをくり返すことで、「合図でおすわりすると、オヤツがもらえるぞ!」と覚えてもらうのです。
そこまで食に興味がない我が家の愛猫・睦月は、もちろんおすわりなんてできません。こちらはイメージ写真です(笑)。
猫と犬に怒ったら、どんな反応をする?
我が家には、白黒ハチワレ猫の睦月と、世界で最も賢い犬種だと言われるボーダーコリーの小雪がいます。頭が良いのはどちらだと思いますか? 脳の大きさからすると猫は犬より小さいので、犬のほうが上じゃないかと考える方も多いでしょう。
でも、音やものごとに対する反応の速さを見ると、我が家では睦月のほうが断然上。自分からケンカをしかけておきながら、飽きたらさっさと犬が届かないところまで登ってしまうところなど、猫は一枚も二枚もうわてだなぁと感じます。
実際に、情報処理能力に関わる脳の神経細胞の数は、犬の倍近く猫のほうが多いのだとか。猫の学習能力は意外と高いのです。ただ、猫は人間のためにはなかなかその能力を発揮してくれません…。たとえば、植木鉢が何者かにほじくり返されているのを見つけて、家人が「誰!?」と怒ったとき。我が家での反応はこんな感じです。
即座に「ごめんなさい!」と服従ポーズで反省する小雪と、「これは、逃げるが勝ちかな…」と首をすくめてこちらの様子をうかがう睦月。
犬には、一度リーダーと認めた人には従う傾向があります。一方で、独立心の強い猫には「自分の気が向けば」「自分に利益があるならやる」といった傾向があるようです。そんな生意気で一筋縄ではいかないところが、猫好きにはたまらないわけですが(笑)。


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