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【地球ネコ旅】国立宮殿に暮らすサボテン猫の秘密/メキシコシティ・メキシコ

小林 希の地球ネコ旅

メキシコを旅する楽しみには、壁画鑑賞があります。素晴らしい絵画を美術館の中で観るのもいいですが、建物の壁一面に描かれた壁画を観るのはまた別の感動があって、なにより圧倒されます。メキシコには、3大巨匠といわれる壁画家がいて、力強く男性的な画風のホセ・クレメンテ・オロスコ、幾何学的で中性的な画風のダビッド・アルファロ・シケイロス、そして漫画的で女性的な画風のフリーダ・カーロの夫ディエゴ・リベラです。

それぞれがメキシコ人としてのアイデンティティを民衆に訴えるようなメッセージ性の強い壁画を描いているのが特徴。メキシコ・シティでは、さまざまな場所で壁画を観ることができますが、もっとも楽しみにしていた一つのは、国立宮殿のディエゴ・リベラの壁画「メキシコの歴史」。

国立宮殿は、メキシコ・シティの旧市街の中心にあって、メキシコを植民地化したスペイン人が当時本拠地として建てたもの。その中階段にある、スペイン制服時代からメキシコが独立するまでの「物語」を描いた大規模な壁画は、観ているだけでとても感銘を受けます。

さて、そのすばらしい壁画鑑賞をして大満足。ルンルンで出ようと、入り口近くのサボテンが植えられている中庭のような所を歩いていると……。

サボテンの陰で休んでいる猫たちを発見! 猫になかなか出会えないメキシコで、サボテン猫たちに出会えるとは!サボテンの間に猫用のご飯がおいてあって、宮殿公認のサボテンで暮らす猫たちなのでしょう。

01
サボテンの中でお昼寝中の茶トラ猫たち

02
起こされて、ちょこっとご機嫌ななめ顔

03
サボテンの中で目立つ三毛模様

さまざまな種類のサボテンの隙間に、茶トラ猫と三毛猫がいて、のんびりと寛いでいます。猫たちの日常が穏やかに流れています。

そしてどこからかトコトコ歩いてきて、ご飯を食べに向かう白サバトラ猫が。その白サバトラ猫をよく見ると、あれれ?なんと大きなハート柄の模様が体に描かれていました!まるで、ディエゴ・リベラのような壁画家が描いたような大胆さ……。

もちろん、誰に描かれたわけでもなく、生まれながらに決められた柄で生きる猫たちは、どの猫も同じ柄はないそうです。中には、こうして観る人を幸せにさせるビッグ・ハート柄をもって生まれてくる猫もいるのですね。このハートを観て、勝手にラッキーな気分になってしまいました。

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